ネクストジェン決勝カードの1回戦で18歳フォンセカがティエンに逆転勝利「最後まで戦う必要があった」 [マイアミ・オープン]

写真はジョアン・フォンセカ(ブラジル)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月19~30日/賞金総額1125万5360ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、ジョアン・フォンセカ(ブラジル)がラーナー・ティエン(アメリカ)に6-7(1) 6-3 6-4で逆転勝利をおさめた。

 2-0から2-2に追いつかれたあとタイブレークの末に第1セットを落としたフォンセカは2-1から相手のサービスゲームを破って第2セットを取り返し、第3セット第3ゲームでブレークしたリードを最後まで守りきって2時間23分で競り勝った。

 ふたりは昨年12月に20歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」の決勝で対決し、1歳年下で18歳のフォンセカが2-4 4-3(8) 4-0 4-2で勝って第7代チャンピオンに輝いていた。

 国旗を振って自分の名前を叫ぶ熱狂的なブラジル人ファンの後押しを受けて10代対決で勝者となったフォンセカは試合後にテレビカメラのレンズにサインするよう求められ、「Am I in Brazil?(僕はブラジルにいるのか?)」と書いた。

 前週にアリゾナ州フェニックスで開催されたチャレンジャー大会で優勝して今大会を迎えたフォンセカは、連勝を「6」に伸ばした。

「難しい試合になることはわかっていた。ラーナーが最後まで戦うだろうと思っていたからね。彼は素晴らしいファイターだ」とフォンセカは試合後のオンコートインタビューで語った。

「彼は戦い方を知っているし、とても賢い。だから最後までファイトする必要があったし、全力で戦った。今日はブラジル人の観客が僕を応援してくれた」

 フォンセカは次のラウンドで、第19シードのユーゴ・アンベール(フランス)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 この日プレーしたティエン以外の地元アメリカ勢はライリー・オペルカ(アメリカ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)との同士討ちを6-3 7-6(4)で制して2回戦に駒を進めたが、マルコス・ギロン(アメリカ)とジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)は敗れた。

 ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)が1セットダウンから巻き返してギロンを3-6 6-4 7-5で倒し、ロマン・サフィウリン(ロシア)はブルックスビーを6-3 3-6 6-3で振りきった。

 そのほかの試合ではマッテオ・アルナルディ(イタリア)、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)、アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、ジズー・ベルグス(ベルギー)、19歳のヤクブ・メンシク(チェコ)、ルチアーノ・ダルデリ(イタリア)、ブ・ユンチャオケテ(中国)、予選勝者のジェイコブ・ファーンリー(イギリス)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のガブリエル・ディアロ(カナダ)とユーゴ・ガストン(フランス)、予選勝者のチアゴ アグスティン・ティランテ(アルゼンチン)、ワイルドカードを得て参戦したコールマン・ウォン(香港)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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