34歳ゴファンが2回戦で2022年大会優勝者アルカラスを倒す番狂わせ、トップ3の選手に3連勝 [マイアミ・オープン]

写真はダビド・ゴファン(ベルギー)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月19~30日/賞金総額1125万5360ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、34歳のダビド・ゴファン(ベルギー)が2022年大会チャンピオンで第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を5-7 6-4 6-3で倒す番狂わせを演じた。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、アルカラスはこの試合が初戦だった。5-6から2度目のサービスダウンを喫して第1セットを落としたゴファンは3-4から3ゲームを連取して第2セットを取り返し、第3セット5-3からのレシーブゲームで迎えた2度目のマッチポイントをものにして2時間18分で今季最大の勝利をもぎ取った。

 ふたりはこれが3度目の対決だったが、アルカラスは2敗目を喫した。元世界ランク7位のゴファンは2022年10月にアスタナ(ATP500/室内ハードコート)の1回戦でアルカラスに7-5 6-3で、昨年10月に上海(ATP1000/ハードコート)の4回戦ではアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に6-4 7-5で勝っており、トップ3の選手に3連勝(通算8勝25敗)を飾った。

 アルカラスは武器であるフォアハンドでの28本を含む43本のアンフォーストエラーを犯し、ATPマスターズ1000大会で7度目の初戦敗退を喫した。

 金星を挙げたゴファンは次のラウンドで、ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)を6-4 4-6 6-3で破って勝ち上がった第31シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)と対戦する。

 この日プレーしたアルカラス以外のトップ10プレーヤーは第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)、第5シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)、第9シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が3回戦に駒を進めたが、第7シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)はジャウメ・ムナール(スペイン)に2-6 3-6で敗れた。

 そのほかの試合では第12シードのトミー・ポール(アメリカ)、第14シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、第15シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、第18シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、第22シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)、第23シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、第24シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ)、第30シードのアレハンドロ・タビロ(チリ)、38歳のガエル・モンフィス(フランス)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のカミーロ・ウーゴ カラベリ(アルゼンチン)が2回戦を突破した。

 第26シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)がモンフィスに1-6 6-3 6-7(8)で、第32シードのアレックス・ミケルセン(アメリカ)はウーゴ カラベリに7-6(3) 5-7 3-6で敗れ、それぞれ初戦で姿を消した。

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写真◎Getty Images

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