ジョコビッチが3回戦突破でナダルを抜くマスターズ歴代単独トップのマッチ411勝目「新たな記録を樹立できて光栄」 [マイアミ・オープン]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月19~30日/賞金総額1125万5360ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がカミーロ・ウーゴ カラベリ(アルゼンチン)を6-1 7-6(1)で振りきりベスト16に進出した。

 予選の第1シードだったウーゴ カラベリは最終ラウンドでイーサン・クイン(アメリカ)に6-7(2) 6-3 2-6で敗れたが、ラッキールーザーのチャンスを生かしてジョコビッチへの挑戦権を手に入れていた。

 1ゲームしか落とさず第1セットを先取したジョコビッチは第2セット2-1から一度だけサービスダウンを喫したが、もつれ込んだタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして1時間45分で試合を締めくくった。

 同大会でアンドレ・アガシ(アメリカ)と並ぶ男子の最多記録となる6度(2007年、11~12年、14~16年)の優勝を誇るジョコビッチは1990年から始まったATPマスターズ1000レベルの大会でマッチ411勝目(91敗)を挙げ、410勝90敗のラファエル・ナダル(スペイン)を追い抜き歴代トップとなった。

「新たなマイルストーン、新たな記録を樹立できて光栄だ」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。

「僕がプレーするときは常に何かがかかっているような感じだ。もちろんそれが大会で好成績を挙げるモティベーションになっているよ」

 ジョコビッチは次のラウンドで、第18シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を4-6 6-2 6-3で破って勝ち上がった第15シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)と対戦する。

 そのほかの試合では第5シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)、第14シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、第23シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、第24シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ)、第31シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)、38歳のガエル・モンフィス(フランス)が16強入りを決めた。

 第9シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第12シードのトミー・ポール(アメリカ)、第22シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)、第30シードのアレハンドロ・タビロ(チリ)はそれぞれシード対決に敗れた。

 ボトムハーフ(ドローの下半分)の4回戦ではルードがセルンドロと、ディミトロフがナカシマと、コルダはモンフィスと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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