7年の空白と2度の引退のあと、クライシュテルスが現役復帰を計画



「多くの女子選手が持つパワーと全体的レベルはおそらく過去より上がっているかもしれないし、一貫性や安定性のレベルでもより高いと思う」と彼女はコメントした。

「もし私がこれらの選手たちと競い合いたいというなら、私はこれまでになく自分のフィットネスレベルを上げなければならず、過去にやっていたように動けるようでなければいけない」

 彼女は本当に再復帰に挑戦すると決めたのはここ数週間だったとはいえ、カムバックの初期段階はここ6ヵ月の間にドキュメンタリーのクルーによって撮影されていたのだと明かした。

 WTAのルールは元グランドスラム大会優勝者である彼女に数の制限なくワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取ることを許しており、30歳以上である彼女はいくつかの大会での出場義務を免除されている。

「自分がフルシーズンを戦うことはないということはわかっている。それには程遠いわ」とクライシュテルスは話し、1月に活動を開始できるよう準備をするつもりでいると言い添えた。

 子供たちが学校に通うようになったため、クライシュテルは日中に練習コートに戻ることできるようになったのだと明かした。

「私は今、ときに自分の時間を見つけ、自分の情熱を見つけ、情熱のために生きながら、同時に母であることのバランスを保つのに苦労している女性の友人たちがいる。私は、『自分も同じだわ』というふうに感じているわ。私は今、36歳。4年後には、もうこんな挑戦をすることはできなくなるだろうと分かっている」と彼女は語った。

「私は常に、自分の本能に従ってきた。私はまだ若かったときに最初の娘を生むために引退した。それを今やるというのは、私にとって挑戦よ。私は挑戦が大好きなの。そして挑戦を恐れてはいないわ」

(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

※写真は今年5月にウインブルドンのナンバー1コートの祝典イベントに参加したキム・クライシュテルス(ベルギー)
LONDON, ENGLAND - MAY 19: Kim Clijsters of Belgium smiles during the mixed doubles match between John McEnroe of the United States and his partner Kim Clijsters of Belgium and Martina Navratilova of the United States and Jamie Murray of Great Britain during the Wimbledon No. 1 Court Celebration in support of the Wimbledon Foundation at All England Lawn Tennis and Croquet Club on May 19, 2019 in London, England. (Photo by Dan Istitene/Getty Images)

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