マルチネスが40歳ワウリンカに逆転勝利で2回戦を突破「あのセットを取れたのは幸運だった」 [ATPブカレスト]

写真はIEB+アルゼンチン・オープンでのペドロ・マルチネス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ティリアク・オープン」(ATP250/ルーマニア・ブカレスト/3月31日~4月6日/賞金総額62万2850ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのペドロ・マルチネス(スペイン)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した40歳のスタン・ワウリンカ(スイス)に4-6 7-5 6-2で逆転勝利をおさめてベスト8進出を決めた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、マルチネスはこの試合が初戦だった。4-5から2度目のサービスダウンを喫して第1セットを落としたマルチネスは競り合いの末に第2セットを取り返し、第3セットで相手のサービスゲームを2度破って2時間39分で試合を締めくくった。

「最初から本当に厳しい試合だった。彼(ワウリンカ)は立ち上がりに僕よりもいいプレーをしていたと思う。既に1試合をこなしていたからリズムを掴んでいた」とマルチネスは試合を振り返った。

「僕は何とか踏み止まろうとしていた。彼は第2セット5-4で(40-40としてあと2ポイントで)試合を終わらせるチャンスがあった。非常に競っていたから、あのセットを取れたのは幸運だった。第3セットでは僕のほうに少し余力があった」

 マルチネスは次のラウンドで、ワイルドカードを得て参戦したフィリップ クリスティアン・ジアヌ(ルーマニア)を6-4 3-6 6-3で破って勝ち上がったダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)と対戦する。

 前日に雨で第2セット終了後に順延となっていた2回戦では第1シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)がガブリエル・ディアロ(カナダ)を7-6(5) 2-6 6-2で振りきり、フランシスコ・コメサーニャ(アルゼンチン)に対する準々決勝に駒を進めた。

 そのほかの試合ではクリストファー・オコネル(オーストラリア)が第5シードのニコラス・ジャリー(チリ)に6-2 5-7 7-6(5)で競り勝ち、ディフェンディング・チャンピオンのマートン・フチョビッチ(ハンガリー)は1セットダウンから巻き返して第7シードのマリアーノ・ナボーネ(アルゼンチン)を4-6 6-4 6-4で倒し、勝ち上がった両者が準々決勝で対決することになった。

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写真◎Getty Images

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