厳しいシーズンを送ってきたコボッリがバエスを倒してツアー初優勝「大きな夢が叶った」 [ATPブカレスト]

写真はオーストラリアン・オープンでのフラビオ・コボッリ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ティリアク・オープン」(ATP250/ルーマニア・ブカレスト/3月31日~4月6日/賞金総額62万2850ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第3シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)が第1シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)を6-4 6-4で下してツアー初優勝を飾った。

 22歳のコボッリがATPツアーで決勝に進出したのは、昨年8月のワシントンDC以来でキャリア2度目だった。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したコボッリは第2セット5-2から試合を決めるチャンスを3度逃してサービスダウンを喫したが、2度目のサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップをキープして1時間46分で歓喜の瞬間を迎えた。

 最後の抵抗を見せたバエスは第2セット3-5からのサービスゲームでも3つのブレークポイントをセーブしたが、最終的にコボッリが合計7度目のチャンピオンシップポイントをものにした。

 今シーズンのコボッリは先月までATPツアー7大会連続で初戦敗退を喫し、2勝8敗の戦績(ツアーレベル)で今大会に臨んでいた。

「最高の気分だし、ハッピーだ。僕のキャリアで大きな夢が叶った。ATPツアーで優勝することをずっと夢見ていたけど、今日それが実現した」とコボッリは試合後のオンコートインタビューで語った。

「ここで過去最高の結果を出すことができて本当にうれしい。今年はこの大会まで厳しい時期を経験してきたからね。そして優勝することができた訳だから、本当によかったよ」

 続いて行われたダブルス決勝では第1シードのマルセル・グラノイェルス(スペイン)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)がヤコブ・シュナイター/マルク・ワルナー(ともにドイツ)を7-6(3) 6-4で退け、昨年8月のモントリオール以来となる同ペアでのツアー11勝目を挙げた。

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写真◎Getty Images

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