クレーコートでも状況は変わらず、オスタペンコがシフィオンテクに6戦全勝で準決勝へ [WTAシュツットガルト]

写真は試合後に握手を交わすエレナ・オスタペンコ(ラトビア/右)とイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ポルシェ・テニス・グランプリ」(WTA500/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/4月14~21日/賞金総額106万4510ドル/室内クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、エレナ・オスタペンコ(ラトビア)が2022年&23年大会チャンピオンで第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-3 3-6 6-2で振りきりベスト4進出を決めた。

 前日はドイツにおけるイースター期間(キリスト教の復活祭で時期は毎年違う)の聖金曜日(沈黙の日とされているため娯楽イベントなどが制限)に当たるため、試合は行われなかった。

 ワンブレーク差でセットを分け合ったあとオスタペンコは第3セットで3-0とリードし、5-2からのレシーブゲームで迎えた2度目のマッチポイントをものにして2時間7分で試合を締めくくった。

 同大会で2敗目(11勝)を喫したシフィオンテクはオスタペンコに勝ったことがなく、自身がもっとも得意とするクレーコートでも敗れて6戦全敗(グラスコート1試合、ハードコート4試合、クレーコート1試合)となった。

「今日のプレーは(10点満点中)8か9くらいの出来だったと思う。第2セットは少し急ぎ過ぎてしまったから(落ち着いてプレーすれば)ストレートで勝てたかもしれないけど、全体的にはいいプレーができたと感じている」とオスタペンコは試合を振り返った。

「もちろん彼女(シフィオンテク)は間違いなく素晴らしい選手だし、対戦すると厳しい戦いになる。いつもタフなバトルになると予想しているわ。でも決定的な場面になれば勝つチャンスがあるとわかっていたような気がするの」

 2017年フレンチ・オープン優勝者のオスタペンコは次のラウンドで、第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を6-0 6-4で破って勝ち上がったエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)とジャスミン・パオリーニ(イタリア)の顔合わせとなった。第1シードのサバレンカがエリース・メルテンス(ベルギー)を6-4 6-1で下し、第5シードのパオリーニは第4シードのココ・ガウフ(アメリカ)を6-4 6-3で退けた。

 1回戦をBYEで免除されていたサバレンカは2回戦が不戦勝となったため、この試合が初戦だった。

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写真◎Getty Images

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