シフィオンテクが前回敗れた19歳イアラに逆転勝利でタイトル防衛に向けた挑戦をスタート「我慢強くプレーできてよかった」 [マドリッド・オープン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(WTA1000/スペイン・マドリッド/4月25日~5月7日/賞金総額896万3700ドル/クレーコート)の女子シングルス2回戦で、第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した19歳のアレクサンドラ・イアラ(フィリピン)に4-6 6-4 6-2で逆転勝利をおさめた。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、シフィオンテクはこの試合が初戦だった。ふたりは先月末にマイアミの準々決勝で対決し、イアラが6-2 7-5で勝っていた。

 ワンブレーク差で第1セットを落としたシフィオンテクは2度先行されながらもその都度追いついた末に4-4から2ゲームを連取して第2セットを取り返し、第3セットでは主導権を握って2時間15分で辛勝した。

「リズムとタイミングを掴むのは簡単じゃなかった。とにかく我慢強くプレーできてよかったと思う」とシフィオンテクは試合後にコメントした。

「ここでプレーするのはいつも楽しい。ここ2年のパフォーマンスにはもちろん誇りを持っている」

 健闘しながらも前回の借りを返されたイアラは、「試合には満足しているし、よく戦ったと思う」と試合を振り返った。

「私の意見としては、彼女(シフィオンテク)のほうが重要な場面で私よりもいいプレーをしていたというのが前回との違いだったと感じている。特定の局面で彼女のほうが少しレベルが高かった」

 ディフェンディング・チャンピオンのシフィオンテクは次のラウンドで、予選勝者のマリア ルルデス・カルレ(アルゼンチン)を7-5 6-1で破って勝ち上がった第31シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)と対戦する。

 この日プレーしたシフィオンテク以外のトップ10プレーヤーは第4シードのココ・ガウフ(アメリカ)、第5シードのマディソン・キーズ(アメリカ)、第7シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)、第11シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)が揃って3回戦に駒を進めた。

 そのほかの試合では第13シードのディアナ・シュナイダー(ロシア)、第16シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)、第18シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)、第19シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)、第27シードのマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)、第30シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)、アン・リー(アメリカ)、予選勝者のユリア・スタロドゥブツェワ(ウクライナ)、元世界ランク11位のアナスタシア・セバストワ(ラトビア)が2回戦を突破した。

 第20シードのクララ・タウソン(デンマーク)がベンチッチに5-7 5-7で、前週のシュツットガルトで今季初優勝を飾った第23シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)が自国の先輩であるセバストワに6-7(2) 2-6で、第25シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)はリーに4-6 6-3 4-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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