ATPツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」（ATP1000／スペイン・マドリッド／4月23日～5月4日／賞金総額805万5385ユーロ／クレーコート）の男子シングルス1回戦で元世界ランク4位の錦織圭（ユニクロ）がアレクサンダー・ブキッチ（オーストラリア）を6-4 3-6 6-3で振りきり、記念すべきツアーレベルのマッチ450勝目を挙げた。

　男子ツアーで450勝している現役選手は1136勝でトップのノバク・ジョコビッチ（セルビア）を筆頭に8人しかおらず、アジア人では初の快挙となった。

　ワンブレーク差で第1セットを先取した錦織は1-2からサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット5-3からのサービスゲームで迎えた合計4度目のマッチポイントを3本目のサービスエースでものにして1時間59分で勝利を決めた。

　試合後のオンコートインタビューで450勝目について聞かれた2014年大会準優勝者の錦織は「まったく知らなかった」と答え、「僕はとにかく1試合1試合に取り組むようにしている。それ（450勝）は多いね…。もう18年くらいプレーしてきているから、できれば500勝まで伸ばせるよう願っている」と話した。

　クレーコートシーズン2大会目を勝利でスタートした錦織は次のラウンドで、第29シードのデニス・シャポバロフ（カナダ）と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

　そのほかの試合ではタロン・グリークスプア（オランダ）、アレクサンドル・ミュレー（フランス）、ロレンツォ・ソネゴ（イタリア）、マッテオ・アルナルディ（イタリア）、マルコス・ギロン（アメリカ）、ルチアーノ・ダルデリ（イタリア）、トマス マルティン・エチェベリ（アルゼンチン）、ニコラス・ジャリー（チリ）らが2回戦に駒を進めた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー（予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手）、PRはプロテクト・ランキング（ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置）、Ret.は途中棄権

男子シングルス1回戦｜試合結果◎4月24日

○67タロン・グリークスプア（オランダ）6-1 6-4 ●68ヴィート・コプリバ（チェコ）[Q]

○70マルコス・ギロン（アメリカ）6-1 1-6 7-6(4) ●69ラーナー・ティエン（アメリカ）

○75ライリー・オペルカ（アメリカ）[PR] 7-5 7-5 ●76リンキー・ヒジカタ（オーストラリア）[LL]

○77ジョアン・フォンセカ（ブラジル）6-2 6-3 ●78エルマー・メラー（デンマーク）[Q]

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○84ルチアーノ・ダルデリ（イタリア）6-4 6-4 ●83カンタン・アリス（フランス）

○86アレクサンドル・ミュレー（フランス）6-3 3-6 1-0 Ret. ●85ダビド・ゴファン（ベルギー）

○91ダミアー・ジュムホール（ボスニア・ヘルツェゴビナ）4-6 6-4 6-2 ●92マッティア・ベルッチ（イタリア）

○93マッテオ・アルナルディ（イタリア）4-6 6-4 7-5 ●94ボルナ・チョリッチ（クロアチア）[Q]

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○99ロレンツォ・ソネゴ（イタリア）6-4 7-6(5) ●100ミオミル・キツマノビッチ（セルビア）

○102錦織圭（日本／ユニクロ）6-4 3-6 6-3 ●101アレクサンダー・ブキッチ（オーストラリア）

○108ヤン レナード・ストルフ（ドイツ）7-5 2-6 4-1 Ret. ●107ボティック・ファン デ ザンツフープ（オランダ）[LL]

○109トマス マルティン・エチェベリ（アルゼンチン）6-4 6-7(4) 6-4 ●110ハマド・メジェドビッチ（セルビア）

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○116ニコラス・ジャリー（チリ）6-3 6-2 ●115ダニエル・アルトマイヤー（ドイツ）[Q]

○118ジェイコブ・ファーンリー（イギリス）[Q] 6-3 7-6(2) ●117ブ・ユンチャオケテ（中国）

○124キャメロン・ノリー（イギリス）6-7(4) 7-5 6-4 ●123マルティン・ランダルーセ（スペイン）[WC]

○126ガブリエル・ディアロ（カナダ）[LL] 6-1 6-2 ●125ジズー・ベルグス（ベルギー）

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