ルバキナが2019年USオープン優勝者アンドレスクを下してクレーコートシーズンをスタート「まだベストの状態じゃないけど…」 [マドリッド・オープン]
WTAツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(WTA1000/スペイン・マドリッド/4月25日~5月7日/賞金総額896万3700ドル/クレーコート)の女子シングルス2回戦で、第10シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が2019年USオープン優勝者のビアンカ・アンドレスク(カナダ)を6-3 6-2で下してクレーコートシーズンをスタートした。
シード勢は1回戦がBYEで免除されており、ルバキナはこの試合が初戦だった。ルバキナは4-3から初のブレークに成功して第1セットを先取し、第2セットで相手のサービスゲームを2度破って1時間17分で勝利を決めた。
8強入りした昨年10月の東京を最後に公式戦でプレーしていなかったアンドレスクは2月のメリダでプレーする予定が虫垂炎の手術を受けたことで前週のルーアンまで復帰が延期となり、今大会の1回戦でマッカートニー・ケスラー(アメリカ)を6-2 6-4で倒して今季の初勝利を挙げていた。
「初戦は常に厳しいものだし、ビアンカとの対戦はいつも難しい。勝つことができて本当によかった。クレーコートでの初戦だったからまだベストの状態じゃないけど、戻ってくることができてうれしい。次の試合も楽しみにしている」とルバキナは試合後のオンコートインタビューで語った。
「私たちがお互いのことをよく知っているし、彼女はケガから復帰したばかりでもある。彼女が私を振り回し、少しペースを変えようとすることはわかっていた。私は自分自身とサービスに集中し、アグレッシブにプレーし続けようと心掛けた。うまくいったりいかなかったりしたけど、次のラウンドではもっとよくなるよう願っている」
ルバキナは次のラウンドで、ソネイ・カータル(イギリス)を6-3 6-1で破って勝ち上がった第17シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と対戦する。
この日プレーしたトップ10プレーヤーは2021年&23年大会チャンピオンで第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)、第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)、第6シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)が3回戦に駒を進めたが、第8シードのジェン・チンウェン(中国)はアナスタシア・ポタポワ(ロシア)に4-6 4-6で敗れた。
そのほかの試合では第14シードのダリア・カサキナ(オーストラリア)、第21シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)、第24シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)、第28シードのエリース・メルテンス(ベルギー)、第32シードのソフィア・ケニン(アメリカ)、ペイトン・スターンズ(アメリカ)、ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)、日本の内島萌夏(安藤証券)、マリア・サカーリ(ギリシャ)、予選勝者のレベッカ・マサロバ(スイス)が2回戦を突破した。
第15シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)が同胞のスターンズに2-6 6-2 5-7で、第22シードのユリア・プティンセバ(カザフスタン)がマサロバに3-6 3-6で、2022年大会優勝者で第26シードのオンス・ジャバー(チュニジア)が内島に6-4 3-6 4-6で、第29シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)はサカーリに6-7(5) 3-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。
写真◎Getty Images
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