ミュレーが2つのマッチポイントを凌いだ末に初戦突破「コイントスのようだった」 [イタリア国際]

写真はムトゥア・マドリッド・オープンでのアレクサンドル・ミュレー(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月7~18日/賞金総額805万5385ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、アレクサンドル・ミュレー(フランス)がイリ・ラフェチュカ(チェコ)に2-6 6-3 7-6(5)で逆転勝利をおさめた。

 2度サービスダウンを喫して第1セットを落としたミュレーはワンブレーク差で第2セットを取り返し、第3セット4-5から2つのブレークポイントを凌いでキープした末にもつれ込んだタイブレークで迎えた3度目のマッチポイントをものにして2時間36分で競り勝った。

「相手は素晴らしい選手で、雨による中断もある長い試合だった。かなりレベルの高いプレーができたし、今日は勝つことができて本当にうれしい」とミュレーは試合後にコメントした。

「このような(雨による中断)瞬間に対処するのは決して簡単じゃない。第3セット4-4で再開したけど、まるでコイントスみたいだった。どちらかが勝つ訳だけど、マッチポイントをセーブした僕が勝ったんだ」

 ミュレーは次のラウンドで、第18シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 この日プレーした地元イタリア勢はルチアーノ・ダルデリ(イタリア)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したフランチェスコ・パッサーロ(イタリア)が2回戦に駒を進めたが、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)は予選勝者のロマン アンドレス・ブルチャガ(アルゼンチン)に2-6 3-6で敗れた。

 そのほかの試合ではタロン・グリークスプア(オランダ)、ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)、カミーロ・ウーゴ カラベリ(アルゼンチン)、フランシスコ・コメサーニャ(アルゼンチン)、ラスロ・ジェレ(セルビア)、コランタン・ムーテ(フランス)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のキャメロン・ノリー(イギリス)に加え、ヴィート・コプリバ(チェコ)、オットー・ビルタネン(フィンランド)、ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)、カルロス・タベルネル(スペイン)、ヴィリウス・ガウバス(リトアニア)の予選勝者5人が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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