フィスがチチパスに負けなしの4連勝で4回戦へ「相手にプレッシャーをかけるよう心掛けた」 [イタリア国際]

写真はアルトゥール・フィス(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月7~18日/賞金総額805万5385ユーロ/クレーコート)の男子シングルス3回戦で、第13シードのアルトゥール・フィス(フランス)が第18シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)に2-6 6-4 6-2で逆転勝利をおさめた。

 2度サービスダウンを喫して第1セットを落としたフィスは4-4から初のブレークに成功して第2セットを取り返し、第3セットで相手のサービスゲームを2度破って1時間53分で試合を締めくくった。

「第1セットでの彼(チチパス)はフォアハンドとバックハンド、ネットでも僕を圧倒していた。サービスもとてもよかった。僕はほとんど何もできなかったけど、第2セットでリズムと戦い方を掴み始めた。第3セットを力強く締めくくることができてよかったよ」とフィスは試合後のオンコートインタビューで語った。

「彼に自分のプレーをさせたらクレーコートで最高クラスの選手だと思う。彼のフォアハンドは大きな武器だ。彼に好きなように打たれたら叩きのめされてしまうから、相手にプレッシャーをかけるように心掛けたんだ」

 チチパスとの戦績を4勝0敗としたフィスは次のラウンドで、予選勝者のヴィリウス・ガウバス(リトアニア)を6-4 6-0で破って勝ち上がったディフェンディング・チャンピオンで第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。

 そのほかの試合では第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)、第5シードのジャック・ドレイパー(イギリス)、第8シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、第10シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、第23シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)、コランタン・ムーテ(フランス)が16強入りを決めた。

 第24シードのアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)と第28シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)がそれぞれシード対決で上位選手に敗れ、ムーテは第9シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)に7-5 5-7 7-6(4)で競り勝ちシードダウンを演じた。

 ボトムハーフ(ドローの下半分)の4回戦ではアルカラスがハチャノフと、ドレイパーがムーテと、ムゼッティはメドベージェフと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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