ジェン・チンウェンが過去6戦全敗のサバレンカを倒して初のベスト4進出「フリーポイントを与えてはいけないと言い聞かせていた」 [イタリア国際]

写真はジェン・チンウェン(中国)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/5月6~18日/賞金総額691万1032ドル/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第8シードのジェン・チンウェン(中国)が第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を6-4 6-3で倒して初のベスト4進出を決めた。

 ファーストサーブからのポイントを82.4%の高確率で取ったジェンは試合を通して直面した5度のブレークポイントをすべてセーブし、相手のサービスゲームを合計3度破って1時間37分で勝利をもぎ取った。

 ふたりはこれが7度目で初のクレーコートでの対決だったが、サバレンカは初黒星を喫した。サバレンカは2週間前のマドリッドで2年ぶり3度目の優勝を飾っていたが、連勝は「9」でストップした。

「ずっと彼女(サバレンカ)を倒そうと頑張ってきたから、当然ながら本当にうれしい。かなり近づいたときもあったけど、これまで一度も勝てていなかったから。クレーコートで対戦したのは初めてだった。私はクレーコートで成功した経験があるから、より心地よくプレーできるのだと思う」とパリ五輪金メダリストのジェンは試合後に語った。

「彼女にフリーポイントを与えてはいけないと自分に言い聞かせていた。ラリーが4~5本と長引いたほうが自分に有利だとわかっていた」

 初出場から3年連続の準々決勝で初勝利を挙げたジェンは次のラウンドで、第7シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)を6-4 7-6(5)で破って勝ち上がった第4シードのココ・ガウフ(アメリカ)と対戦する。

 ふたりは過去2戦してガウフが2勝しており、昨年同大会準々決勝ではガウフが7-6(4) 6-1で勝っている。

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写真◎Getty Images

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