ドレイパーにインディアンウェルズ準決勝の借りを返したアルカラスが4強入り「自分がハッピーになることをやろうとした」 [イタリア国際]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月7~18日/賞金総額805万5385ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第5シードのジャック・ドレイパー(イギリス)を6-4 6-4で退けベスト4に進出した。

 2-4から2度連続で相手のサービスゲームを破って第1セットを先取したアルカラスは第2セット1-1からブレークバックを許したが、3-4から最後の3ゲームを連取して1時間37分で勝利を決めた。

 ドレイパーは前回プレーした3月のインディアンウェルズ準決勝でアルカラスに6-1 0-6 6-4で勝っていたが、直接対決の戦績はアルカラスの4勝2敗となった。

「今日の試合でもっとも重要だったのは、ショットのことをまったく考えなかったことだ。自分が劣勢だということは気にせず、とにかく自分がハッピーになることをやろうと心掛けていた」とアルカラスは試合後のオンコートインタビューで語った。

「今日は試合を通してとても高いリズムでプレーしたから、彼(ドレイパー)に主導権を握らせなかったしラリーを長引かせることもなかった。本当にいい勝利だったし、この試合へのアプローチの仕方を誇りに思う」

 アルカラスは次のラウンドで、タイトル防衛を目指していた第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を7-6(1) 6-4で破って勝ち上がった第8シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)と対戦する。

 この結果で大会後に更新される世界ランクでアルカラスがズベレフを抜いて2位に浮上することが確定し、ディフェンディング・チャンピオンとして迎えるフレンチ・オープンでヤニク・シナー(イタリア)に次ぐ第2シードとして臨む権利を確保した。

 雨による進行の遅れで延期となっていた男子シングルス4回戦最後の試合では第6シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)がジャウメ・ムナール(スペイン)を6-3 6-4で下し、第1シードのシナーに対する準々決勝に駒を進めた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles