パオリーニが女子シングルスで1985年以来の地元優勝に王手「観客の皆さんが勇気づけてくれた」 [イタリア国際]

写真はジャスミン・パオリーニ(イタリア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/5月6~18日/賞金総額691万1032ドル/クレーコート)の女子シングルス準決勝で、第6シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)がペイトン・スターンズ(アメリカ)を7-5 6-1で退け地元優勝に王手をかけた。

 2-4からブレークバックした直後にサービスダウンを喫したパオリーニは続くレシーブゲームでセットポイントを凌いだ末に4ゲームを連取して第1セットを先取し、第2セット1-1から3度連続で相手のサービスゲームを破って1時間39分で勝利を決めた。

 同大会の同種目でイタリア人選手が決勝に進出したのは2014年のサラ・エラーニ(イタリア)以来でオープン化以降3人目だが、1985年のラファエラ・レッジ(イタリア)を最後にチャンピオンは誕生していない。

「凄くうれしい。何と言っていいかわからない。ここイタリアでプレーし、決勝でプレーするのは夢だから」とパオリーニは試合後に語った。

「今日は少し厳しいスタートで序盤は苦戦したけど、観客の皆さんが私を勇気づけてくれた。皆さんがいてくれて本当によかった。この試合は皆で勝った。最初はいい感触ではなかったけど、何とか1ポイントずつ戦って形勢を逆転することができた」

 パオリーニは昨年7月のウインブルドン以来となるキャリア8度目のツアー決勝で、第8シードのジェン・チンウェン(中国)を7-6(3) 4-6 7-6(4)で破って勝ち上がった第4シードのココ・ガウフ(アメリカ)と対戦する。

 ふたりは過去3戦してガウフが2勝1敗と勝ち越しているが、クレーコート(屋内)でプレーした4月のシュツットガルト準々決勝ではパオリーニが6-4 6-3で勝っている。

 昨年の大会で栄冠に輝いたエラーニとのダブルス(第3シード)でも勝ち残っているパオリーニは、金曜日にパリ五輪決勝の相手でもある第6シードのミルラ・アンドレエワ/ディアナ・シュナイダー(ともにロシア)に対する準決勝を戦う予定になっている。

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写真◎Getty Images

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