第3セット0-4から巻き返してストレート勝利のシナーが今大会で引退予定のガスケに対する2回戦へ [フレンチ・オープン]

写真はヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)がアルトゥール・リンデルネック(フランス)を6-4 6-3 7-5で退け大会をスタートした。

 ワンブレークずつで順調に2セットを連取したシナーは第3セットで0-4とリードを許したが、ひとつブレークを返したあと2-5から最後の5ゲームを連取して2時間15分で勝利を決めた。

 同大会に6年連続出場となる23歳のシナーは、昨年の大会で自己最高のベスト4をマーク。第2シードから勝ち進んだシナーは準決勝でカルロス・アルカラス(スペイン)との新世代ライバル対決に6-2 3-6 6-3 4-6 3-6で敗れたが、ATPランキング史上初のイタリア人ナンバーワンを確定させると一度も明け渡すことなく君臨し続けている。

 ドーピング違反で3ヵ月の出場停止処分を受けたシナーは前哨戦のローマ(ATP1000/クレーコート)で準優勝を飾り、復帰後2戦目に臨んでいる。

 シナーは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)同士の1回戦で自国の後輩であるテレンス・アトマン(フランス)を6-2 2-6 6-3 6-0で破って勝ち上がった38歳のリシャール・ガスケ(フランス)と対戦する。

 ふたりは昨年の大会でも2回戦で対決し、シナーが6-4 6-2 6-4で勝っている。

 そのほかの試合では第14シードのアルトゥール・フィス(フランス)、第22シードのユーゴ・アンベール(フランス)、タロン・グリークスプア(オランダ)、ジャウメ・ムナール(スペイン)、セバスチャン・オフナー(オーストリア)、予選勝者のフィリップ・ミソリッチ(オーストリア)が2回戦に駒を進めた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

大会2日目◎5月26日|主な試合結果

男子シングルス1回戦

○1ヤニク・シナー(イタリア)[1] 6-4 6-3 7-5 ●2アルトゥール・リンデルネック(フランス)

○4リシャール・ガスケ(フランス)[WC] 6-2 2-6 6-3 6-0 ●3テレンス・アトマン(フランス)[WC]

○14ジャウメ・ムナール(スペイン)6-4 6-1 7-5 ●13カミーロ・ウーゴ カラベリ(アルゼンチン)

○16アルトゥール・フィス(フランス)[14] 6-3 6-4 6-7(6) 6-3 ●15ニコラス・ジャリー(チリ)

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○44タロン・グリークスプア(オランダ)4-6 6-3 6-4 7-5 ●43マルコス・ギロン(アメリカ)

○56ユーゴ・アンベール(フランス)[22] 7-5 6-3 7-6(3) ●55クリストファー・オコネル(オーストラリア)

○59フィリップ・ミソリッチ(オーストリア)[Q] 5-7 7-6(3) 7-6(4) 6-1 ●60ブ・ユンチャオケテ(中国)

○107セバスチャン・オフナー(オーストリア)7-6(5) 6-3 6-7(5) 6-2 ●108ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)

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写真◎Getty Images

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