ズベレフがハンブルク優勝のコボッリをストレートで退け8年連続16強入り「ハッピーエンドを迎えていないラブストーリー」 [フレンチ・オープン]

写真は8年連続となるベスト16進出を決めたアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の男子シングルス3回戦で第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がフラビオ・コボッリ(イタリア)を6-2 7-6(4) 6-1で退け、8年連続となるベスト16進出を決めた。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したズベレフは第2セットで2度先行されながらもその都度追いつきもつれ込んだタイブレークを制し、第3セット1-1から最後の5ゲームを連取して2時間30分で試合を締めくくった。

 23歳のコボッリはズベレフが2回戦敗退に終わった前週のハンブルクでキャリア最大のタイトルを獲得して今大会を迎えていたが、連勝は「7」でストップした。

 四大大会で3度準優勝した実績を持つズベレフはロラン・ギャロスでもっとも高い勝率(37勝9敗)を誇っており、昨年の同大会では最終的にカルロス・アルカラス(スペイン)に3-6 6-2 7-5 1-6 2-6で敗れはしたが初めて決勝の舞台に辿り着いた。

 2022年大会の準決勝でラファエル・ナダル(スペイン)に挑んだズベレフは第2セット終盤に右足首に大ケガを負って途中棄権(ナダルから7-6(8) 6-6)を強いられ、長期離脱を経て復帰後に調子を取り戻すまで苦しい時期を過ごすことになった。

「このコートは僕にとって特別な場所だ。人生で最高の思い出もこのコートで経験したけど、最悪の思い出もあった」とズベレフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「まだハッピーエンドを迎えていないラブストーリーだけど、いつか実を結ぶことを願っている」

 ズベレフは次のラウンドで、予選勝者のイーサン・クイン(アメリカ)を4-6 6-1 6-7(2) 6-1 6-4で破って勝ち上がったタロン・グリークスプア(オランダ)と対戦する。

 ふたりは過去9戦してズベレフが7勝2敗でリードしているが5試合がフルセットにもつれており、昨年の同大会3回戦ではズベレフが第5セット1-4の劣勢を克服して3-6 6-4 6-2 4-6 7-6(10-3)で辛勝していた。

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写真◎Getty Images

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