スビトリーナがグランドスラムの舞台で前年の準優勝者パオリーニにまたも逆転勝利「あの第2セットを取れて本当によかった」 [フレンチ・オープン]

写真は3つのマッチポイントを凌いだ末の逆転勝利で8強入りを決めたエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス4回戦で第13シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が第4シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)に4-6 7-6(6) 6-1で逆転勝利をおさめ、2年ぶり5度目のベスト8進出を決めた。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したパオリーニは第2セットも4-1とリードしたが、何とか踏ん張ったスビトリーナがタイブレークの末に最終セットに持ち込むとそのまま主導権を握って2時間24分で試合を締めくくった。

 前年の準優勝者であるパオリーニは第2セット5-4のレシーブゲームで15-40のチャンスを生かせず、タイブレークでも6-5としながらあと1ポイントを取ることができなかった。

 ふたりは1月にオーストラリアン・オープンの3回戦で一度顔を合わせており、スビトリーナが2-6 6-4 6-0で勝っていた。

「物凄くタフな試合だったけど、あの第2セットを取れて本当によかった。最初のマッチポイントは覚えていない。2本目は彼女がバックハンドのダウン・ザ・ラインか何かをミスした記憶があるわ」とスビトリーナは試合を振り返った。

「タイブレークでもうひとつのマッチポイントをセーブできて本当に助かった。あの場面は非常に接戦で、ほんの数ポイントで第2セットが決まってしまったから」

 同大会で初の4強入りを目指す30歳のスビトリーナは次のラウンドで、第12シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)を1-6 6-3 7-5で破って勝ち上がった第5シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。

 昨年の四大大会で18勝4敗の好成績をおさめたパオリーニは前哨戦のローマで地元優勝を飾って今大会を迎えていたが、連勝は「9」でストップした。

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写真◎Getty Images

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