前年の3回戦で死闘を繰り広げたグリークスプアとの再戦は途中棄権で決着、ズベレフが思わぬ形でベスト8に進出 [フレンチ・オープン]

写真は相手の途中棄権でベスト8進出が決まったアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、左はタロン・グリークスプア(オランダ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の男子シングルス4回戦で、タロン・グリークスプア(オランダ)が第2セット途中(ズベレフから6-4 3-0)で棄権したため第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がベスト8に進出した。

 立ち上がりに3-0とリードしながら逆転されて第1セットを落としたグリークスプアは第2セット第3ゲームをラブゲームでブレークされた直後のチェンジエンドでトレーナーを呼び、話し合ったあと試合続行を断念したため51分で試合が終了した。

 同大会に11年連続出場(2015年の予選敗退を含む)となる28歳のズベレフは第4シードで臨んだ昨年の大会で初めて決勝に進出し、カルロス・アルカラス(スペイン)に3-6 6-2 7-5 1-6 2-6で敗れはしたが四大大会で3度目の準優勝を飾っていた。

 クレーコートの前哨戦5大会でプレーしたズベレフは地元ドイツで開催された4月のミュンヘン(ATP500)でタイトルを獲得し、11勝4敗の戦績を残した。

 この結果でズベレフは、グリークスプアとの対戦成績を8勝2敗とした。全仏では昨年の3回戦で顔を合わせ、ズベレフが第5セット1-4の劣勢を克服して3-6 6-4 6-2 4-6 7-6(10-3)で辛勝していた。

 今大会でのズベレフは1回戦で19歳のラーナー・ティエン(アメリカ)を6-3 6-4 6-4で、2回戦でイェスパー・デ ヨング(オランダ)を3-6 6-1 6-2 6-3で、3回戦ではフラビオ・コボッリ(イタリア)を6-2 7-6(4) 6-1で破って16強入りを決めていた。

 ズベレフは準々決勝で、第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)とキャメロン・ノリー(イギリス)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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