フレンチ・オープン通算マッチ100勝目を挙げたジョコビッチが8強入り、ジュネーブ準決勝で苦戦したノリーに付け入る隙を与えず

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の男子シングルス4回戦で、第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がキャメロン・ノリー(イギリス)を6-2 6-3 6-2で下してベスト8に進出した。

 ノーシードから勝ち上がってきたノリーは第1セットと第2セットで一度ずつブレークに成功したが、試合を通してほぼ主導権を握ったジョコビッチが2時間14分でロラン・ギャロス通算マッチ100勝目を挙げた。

 大会前週のジュネーブ(ATP250/クレーコート)でツアー通算100勝目(パリ五輪を含む)を挙げたばかりのジョコビッチは連勝を「8」に伸ばし、昨年8月にパリ五輪(フランス・パリ/クレーコート)で悲願の金メダル獲得した同会場でマッチ10連勝を飾った。

 同大会に21年連続出場となる38歳のジョコビッチは、これまでに3度(2016年、21年、23年)タイトルを獲得。トップシードで臨んだ昨年は4試合を勝ち上がったが、4回戦で右膝を負傷したためキャスパー・ルード(ノルウェー)に対する準々決勝を棄権せざるを得なくなった。

 両者はこれが6度目の対決だったが、ノリーは6連敗を喫した。今シーズンはジュネーブの準決勝で顔を合わせ、ジョコビッチが6-4 6-7(6) 6-1で勝っていた。

 今大会でのジョコビッチは1回戦でマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を6-3 6-3 6-3で、2回戦でコランタン・ムーテ(フランス)を6-3 6-2 7-6(1)で、3回戦では予選勝者のフィリップ・ミゾリッチ(オーストリア)を6-3 6-4 6-2で破って16強入りを決めていた。

 2年ぶりの王座奪回を目指すジョコビッチは準々決勝で、タロン・グリークスプア(オランダ)が4-6 0-3とリードされた時点で棄権したため勝ち上がった第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles