ジョコビッチがナダルに次ぐフレンチ・オープン通算マッチ100勝の大台に到達「101勝のほうがいい響きだね」

写真はフレンチ・オープン通算マッチ100勝目を挙げて8強入りを決めたノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の男子シングルス4回戦で、第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がキャメロン・ノリー(イギリス)を6-2 6-3 6-2で下してベスト8に進出した。

 ノーシードから勝ち上がってきたノリーは第1セットと第2セットで一度ずつブレークに成功したが、試合を通してほぼ主導権を握ったジョコビッチが2時間14分でロラン・ギャロス通算マッチ100勝目を挙げた。

 ふたりは大会前週に開催されたジョコビッチがツアー通算100勝目(パリ五輪を含む)を挙げたジュネーブの準決勝で顔を合わせ、ジョコビッチが6-4 6-7(6) 6-1で勝っていた。

 同大会の同種目で100勝に到達したのはジョコビッチが通算112勝4敗と驚異的な勝率で14回の優勝を誇るラファエル・ナダル(スペイン)に次ぐ2人目で、他の四大大会を含めてもウインブルドン(105勝14敗)とオーストラリアン・オープン(102勝15敗)で達成しているロジャー・フェデラー(スイス)しかいない。

 ジョコビッチは10回優勝しているオーストラリアン・オープンで99勝(10敗)、7度栄冠に輝いたウインブルドンで97勝(12敗)しており、更なる金字塔を打ち立てる可能性がある。

「(100勝は)とても素晴らしい数字だが、101勝のほうがいい響きだね」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。

「これからも勝利を目指していく。もちろんここで終わりではない。僕は人生ですべてを与えてくれたこのスポーツで歴史を築くことを大変光栄に思っている」

 2年ぶりの王座奪回を目指すジョコビッチは準々決勝で、タロン・グリークスプア(オランダ)が4-6 0-3とリードされた時点で棄権したため勝ち上がった第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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