パリ五輪メダリストのジェン・チンウェンにローマの借りを返したサバレンカが2年ぶりのベスト4進出 [フレンチ・オープン]

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第8シードのジェン・チンウェン(中国)を7-6(3) 6-3で退けベスト4に進出した。

 1-3から巻き返してタイブレークの末に第1セットを先取したサバレンカは第2セット2-2からブレークした直後に追いつかれたが、ふたたびリードを奪うと5-3で迎えたレシーブゲーム40-0から最後の5ポイントを連取して1時間57分で勝利を決めた。

 同大会に8年連続出場となる27歳のサバレンカは、2023年に準決勝まで勝ち進んだのがこれまでの最高成績。第2シードで臨んだ昨年は、準々決勝でミルラ・アンドレエワ(ロシア)に7-6(5) 4-6 4-6で逆転負けを喫していた。

 今季のクレーコート前哨戦3大会でプレーしたサバレンカは、5月のマドリッド(WTA1000/クレーコート)でタイトルを獲得するなど11勝2敗と好成績を残した。

 ふたりはこれが8度目の対決だったが、ジェンは7敗目を喫した。クレーコートでは先月に行われたローマ(WTA1000)の準決勝で顔を合わせ、ジェンが6-4 6-3で勝っていた。

 今大会でのサバレンカは1回戦でカミラ・ラヒモワ(ロシア)を6-1 6-0で、2回戦でジル・タイヒマン(スイス)を6-3 6-1で、3回戦でオルガ・ダニロビッチ(セルビア)を6-2 6-3で、4回戦では第16シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)を7-5 6-3で破って8強入りを決めていた。

 サバレンカは準決勝で、第5シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と第13シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)の勝者と対戦する。

 22歳のジェンは昨年8月にパリ五輪(フランス・パリ/クレーコート)で金メダルに輝いていたが、同会場での連勝は「10」でストップした。

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写真◎Getty Images

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