サバレンカがローマで初黒星を喫したジェン・チンウェンを退け準決勝へ「真のバトルだった」 [フレンチ・オープン]

写真は2年ぶりのベスト4進出を決めたアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第8シードのジェン・チンウェン(中国)を7-6(3) 6-3で退け2年ぶりのベスト4進出を決めた。

 1-3から巻き返してタイブレークの末に第1セットを先取したサバレンカは第2セット2-2からブレークした直後に追いつかれたが、ふたたびリードを奪うと5-3で迎えたレシーブゲーム40-0から最後の5ポイントを連取して1時間57分で勝利をもぎ取った。

 ふたりは先月に行われたローマの準決勝で顔を合わせ、7戦目にしてジェンが6-4 6-3で初勝利を挙げていた。

「真のバトルだった。正直に言ってどうやってブレークバックして第1セットで挽回することができたのかまったくわからない」とサバレンカは試合を振り返った。

「とにかく戦い、できるだけ多くのボールを返そうと必死だった。スタートはよくなかったけど、何とかリズムを見つけて試合に勝てて本当によかった」

 前回の対戦でジェンに敗れていたことについて聞かれたサバレンカは、「前の大会(ローマ)ではかなり疲れていた」と答えた。

「正直に言うと、あの試合に負けてよかったと思っている。ロラン・ギャロスの前に少し休息が必要だったから。今日はよりフレッシュな状態で、すべてを出し尽くして戦う準備ができていた」

 初の決勝進出を目指すサバレンカは次のラウンドで、第13シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を6-1 7-5で破って勝ち上がったディフェンディング・チャンピオンで第5シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。

 22歳のジェンは昨年8月にパリ五輪で金メダルに輝いていたが、同会場での連勝は「10」でストップした。

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写真◎Getty Images

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