シフィオンテクの牙城を崩したサバレンカが大会初優勝に王手「まだ仕事は終わっていない」 [フレンチ・オープン]

写真は初の決勝進出を決めたアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス準決勝で、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第5シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を7-6(1) 4-6 6-0で振りきり大会初優勝に王手をかけた。

 劣勢だった第1セットをタイブレークに持ち込みながらも落としたシフィオンテクはワンブレーク差で第2セットを取り返したが、サバレンカが第3セットを6ゲーム連取で制して2時間19分で初の決勝進出を決めた。

 ふたりが四大大会で対決したのは今回が2度目に過ぎず、前回プレーした2022年9月のUSオープン準決勝ではシフィオンテクが3-6 6-1 6-4で勝っていた。

「ロラン・ギャロスでイガを倒した今日の勝利には凄く満足している。信じられないような気分だし、とても誇りに思う。この難しい試合を乗り越えることができてうれしいわ」とサバレンカは試合後に語った。

「ビッグマッチで決勝のような感じだったけど、まだ仕事は終わっていないとわかっている。土曜日(決勝)は全力で戦う必要がある。最高のテニスをして、タイトルのために奮闘しなければならない」

 サバレンカはキャリア6度目のグランドスラム決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した世界361位のルイ・ボワソン(フランス)を6-1 6-2で破って勝ち上がった第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)と対戦する。

 23歳のシフィオンテクは4年連続5度目の優勝を目指していたが、同大会での連勝は「26」でストップした。

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写真◎Getty Images

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