サバレンカが4連覇に挑んだシフィオンテクの望みを断ち切り初の決勝進出 [フレンチ・オープン]

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス準決勝で、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第5シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を7-6(1) 4-6 6-0で振りきり大会初優勝に王手をかけた。

 劣勢だった第1セットをタイブレークに持ち込みながらも落としたシフィオンテクはワンブレーク差で第2セットを取り返したが、サバレンカが第3セットを6ゲーム連取で制して2時間19分で勝利を決めた。

 同大会に8年連続出場となる27歳のサバレンカは、2023年に準決勝まで勝ち進んだのがこれまでの最高成績だった。第2シードで臨んだ昨年は、準々決勝でミルラ・アンドレエワ(ロシア)に7-6(5) 4-6 4-6で逆転負けを喫していた。

 今季のクレーコート前哨戦3大会でプレーしたサバレンカは、5月のマドリッド(WTA1000/クレーコート)でタイトルを獲得するなど11勝2敗と好成績を残した。

 ふたりはこれが13回目の対決だったが、シフィオンテクは5敗目を喫した。四大大会では2022年9月にUSオープンの準決勝で顔を合わせ、シフィオンテクが3-6 6-1 6-4で勝っていた。

 今大会でのサバレンカは1回戦でカミラ・ラヒモワ(ロシア)を6-1 6-0で、2回戦でジル・タイヒマン(スイス)を6-3 6-1で、3回戦でオルガ・ダニロビッチ(セルビア)を6-2 6-3で、4回戦で第16シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)を7-5 6-3で、準々決勝では第8シードのジェン・チンウェン(中国)を7-6(3) 6-3で破って4強入りを決めていた。

 サバレンカはキャリア6度目のグランドスラム決勝で、第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した世界361位のルイ・ボワソン(フランス)の勝者と対戦する。

 23歳のシフィオンテクは4年連続5度目の優勝を目指していたが、同大会での連勝は「26」でストップした。

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写真◎Getty Images

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