エラーニがダブルス2冠、前年のシングルス準優勝者パオリーニはグランドスラム初タイトルを獲得 [フレンチ・オープン]

写真は女子ダブルスで優勝を飾ったサラ・エラーニ(イタリア/右)とジャスミン・パオリーニ(イタリア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子ダブルス決勝で、第2シードのサラ・エラーニ/ジャスミン・パオリーニ(ともにイタリア)がアンナ・ダニリナ(カザフスタン)/アレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)を6-4 2-6 6-1で振りきり栄冠に輝いた。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したエラーニ/パオリーニは2度サービスダウンを喫して第2セットを取り返したが、第3セットで5-0とリードすると最初のサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップをキープして2時間15分で歓喜の瞬間を迎えた。

 前哨戦のローマ(WTA1000/クレーコート)で地元優勝を飾ったエラーニ/パオリーニは連勝を「11」に伸ばし、昨年8月にパリ五輪(フランス・パリ/クレーコート)で金メダル獲得した同会場でもマッチ11連勝を飾ってグランドスラムの頂点に上り詰めた。

 アンドレア・ババッソーリ(イタリア)とのペアで臨んだミックスダブルスを制していたエラーニは同大会のダブルス2冠を達成し、昨年のロラン・ギャロスとウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)でシングルス決勝に進出したパオリーニはグランドスラム初タイトルを獲得した。

 今大会でのエラーニ/パオリーニは1回戦でビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)/エリン・ロウトリフ(ニュージーランド)を6-2 6-3で、2回戦でルル・スン(ニュージーランド)/ユアン・ユエ(中国)を7-5 6-2で、3回戦で第13シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)/ラウラ・シグムンド(ドイツ)を6-4 6-3で、準々決勝で第6シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)/エリース・メルテンス(ベルギー)を6-2 6-3で、準決勝ではパリ五輪で決勝を戦った第4シードのミルラ・アンドレエワ/ディアナ・シュナイダー(ともにロシア)を6-0 6-1で破って決勝進出を決めていた。

 ダニリナとクルニッチがペアを組んだのは準優勝を飾った2022年8月のクリーブランド(WTA250/ハードコート)以来で3度目だったが、準決勝ではウルリカ・エイケリ(ノルウェー)/穂積絵莉(日本住宅ローン)との2時間46分に渡る激闘を6-7(5) 6-3 7-5で制してグランドスラム決勝の舞台に辿り着いていた。

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写真◎Getty Images

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