ズベレフに5連勝のフリッツがグラスコートで4度目のタイトル獲得 [ATPシュツットガルト]

写真は今季初優勝を飾ったテイラー・フリッツ(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ボス・オープン」(ATP250/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/6月9~15日/賞金総額75万1630ユーロ/グラスコート)の男子シングルス決勝で、第2シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-3 7-6(0)で退けチャンピオンに輝いた。

 27歳のフリッツがATPツアーでタイトルを獲得したのは、昨年6月のイーストボーン(ATP250/グラスコート)以来でキャリア9度目(準優勝8回)となる。

 この勝利で世界ランクで自己最高タイの4位に浮上することが決まったフリッツはフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で初戦敗退を喫するなどクレーコートシーズンを3勝4敗で終えていたが、好成績を残しているグラスコートで通算4勝目を挙げた。

 11回あった自分のサービスゲームで僅か10ポイントしか落とさなかったフリッツは4-3から初のブレークに成功して第1セットを先取し、すべてサービスキープで進んだ第2セットのタイブレークを完封して1時間25分で勝利を決めた。

 ふたりはこれが13回目の対決だったが、5連勝を飾ったフリッツが8勝5敗とした。昨年のグラスコートでは7月にウインブルドン(イギリス・ロンドン)の4回戦で顔を合わせ、フリッツが4-6 6-7(4) 6-4 7-6(3) 6-3で勝っていた。

 4月のミュンヘン(ATP500/クレーコート)に続く地元優勝を目指していた28歳のズベレフが同大会に出場したのは6年ぶり4度目だったが、今年までシングルスでは2015年に1勝しただけだった。

 先にスタートしたダブルス決勝では、今シーズンからペアを組み始めたサンティアゴ・ゴンサレス(メキシコ)/オースティン・クライチェク(アメリカ)がアレックス・ミケルセン/ラジーブ・ラム(ともにアメリカ)とのノーシード対決を6-4 6-4で制してツアー初優勝を飾った。

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写真◎Getty Images

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