2023年大会覇者アルカラスがグラスコートシーズンを勝利でスタート「僕にとって特別なサーフェス」 [ATPロンドン]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「HSBC選手権」(ATP500/イギリス・ロンドン/6月16~22日/賞金総額252万2220ユーロ/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がアダム・ウォルトン(オーストラリア)を6-4 7-6(4)で振りきりグラスコートシーズンをスタートした。

 ウォルトンは予選決勝で同胞のアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)に4-6 4-6で敗れたが、アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)が体調不良で棄権したためラッキールーザーで本戦入りが決まっていた。

 2連覇を達成したフレンチ・オープン決勝以来の試合に臨んだアルカラスは3-3から唯一のブレークに成功して第1セットを先取し、すべてサービスキープで進んだ第2セットのタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして1時間42分で勝利を決めた。

 クレーコートシーズンのローマとロラン・ギャロスで栄冠に輝いたアルカラスは、連勝を「14」に伸ばした。

「最高の気分だ。グラスコートに戻ってくることができて本当にうれしい。僕にとって特別なサーフェスだし、特別な場所だからね」とアルカラスは試合後のオンコートインタビューで語った。

「この9日間であらゆることをやった。休息を取って練習し、ふたたび試合をした。素晴らしい9日間だったし、ここに戻ってくることができてハッピーだ」

 2023年大会チャンピオンのアルカラスは次のラウンドで、ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)が第1セットを5-7で落とした時点で棄権したため勝ち上がった同胞のジャウメ・ムナール(スペイン)と対戦する。

 この日プレーしたアルカラス以外のシード勢は前年の同大会2回戦でアルカラスを破った第2シードのジャック・ドレイパー(イギリス)がジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)を6-3 6-1で下して2回戦に駒を進めたが、第3シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)&第5シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)&第6シードのベン・シェルトン(アメリカ)は敗れた。

 イリ・ラフェチュカ(チェコ)がデミノーを6-4 6-2で倒し、ラッキールーザーのアルトゥール・リンデルネック(フランス)がシェルトンに7-6(5) 7-6(4)で競り勝ち、予選勝者のコランタン・ムーテ(フランス)は前週のシュツットガルトで今季初優勝を飾ったばかりのフリッツに6-7(5) 7-6(7) 7-5で逆転勝利をおさめてそれぞれシードダウンを演じた。

 そのほかの試合ではアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)、ブランドン・ナカシマ(アメリカ)、前週のスヘルトーヘンボスでツアー初タイトルを獲得したガブリエル・ディアロ(カナダ)、ライリー・オペルカ(アメリカ)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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