ジョコビッチらベスト4が出揃う、ナダルはシュワルツマンに初黒星 [イタリア国際]

ATPツアー公式戦の「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/9月14~21日/賞金総額385万4000ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第8シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)に2-6 5-7で敗れる番狂わせが起きた。試合時間は2時間3分。

 今大会に16年連続出場となった34歳のナダルは、最多記録となる9度の優勝を誇っている。昨年は決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)を倒し、2連覇を果たしていた。ナダルは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの中で渡航することへの懸念からUSオープンをスキップしたため、公式戦でプレーしたのは約7ヵ月ぶりだった。

BNLイタリア国際2020|PHOTOアルバム

 10回目の対戦でナダルから初勝利を挙げたシュワルツマンは、準決勝で第12シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。シャポバロフはこの日、第15シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-2 3-6 6-2で破って4強入りを決めた。

 早い時間帯の試合では第1シードのジョコビッチが予選勝者のドミニク・コプファー(ドイツ)を6-3 4-6 6-3で振りきったが、ジョコビッチは第2セットの途中でラケットを破壊して警告を受ける場面があった。彼はUSオープンで失格となって以来の大会をプレーしており、今大会を前にその事件について「大きな教訓を学んだ」と語っていた。

 ローマで5度目のタイトルを目指すジョコビッチは次のラウンドで、第4シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に4-6 6-3 7-6(5)で競り勝ったキャスパー・ルード(ノルウェー)と対戦する。(テニスマガジン)

※写真はラファエル・ナダル(スペイン/左)とディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)
ROME, ITALY - SEPTEMBER 19: Rafael Nadal of Spain and Diego Schwartzman of Argentina interact at the net after their quarter-final match during day six of the Internazionali BNL d'Italia at Foro Italico on September 19, 2020 in Rome, Italy. (Photo by Riccardo Antimiani - Pool/Getty Images)

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