4つのマッチポイントを凌いだ末にイアラを倒した19歳の新鋭ジョイントが早くもツアー2勝目「凄く難しい試合だった」 [WTAイーストボーン]

写真はツアー2勝目を挙げたマヤ・ジョイント(オーストラリア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「LEXUSイーストボーン・オープン」(WTA250/イギリス・イーストボーン/6月23~28日/賞金総額38万9000ドル/グラスコート)の女子シングルス決勝で、マヤ・ジョイント(オーストラリア)がアレクサンドラ・イアラ(フィリピン)に6-4 1-6 7-6(10)で競り勝ち優勝を飾った。

 19歳のジョイントがWTAツアーの同種目で決勝に進出したのは5月のラバトに続いてキャリア2度目だったが、2連勝を飾った。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したジョイントは1ゲームしかキープできずに第2セットを取り返されたが、競り合いの末にもつれ込んだ第3セットのタイブレークで2-5から巻き返して掴んだ2度目のチャンピオンシップポイントでバックハンドのウィナーを決めて2時間26分で歓喜の瞬間を迎えた。

 予選からマッチ6連勝を飾ってフィリピン人選手として初めてWTAツアー決勝に進出した20歳のイアラは第3セットのタイブレークで4度のチャンスをものにすることができず、新たな歴史を築くことができなかった。

「今はとてもハッピーよ。凄く難しい試合だった。第3セットで挽回し、踏み止まり続けた自分を誇りに思う」とジョイントは試合後に語った。

「アレックス(イアラ)は本当にいいプレーをしたと思う。彼女は間違いなく私に試練を課した。第1セットのあとはかなりアグレッシブに打ち込んできて、私はほとんど後手に回っていたように感じた。とにかくもう一度互角の勝負に持ち込める方法を見つけなければならなかった」

 シェイ・スーウェイ(台湾)とのペアで参戦したダブルスでも勝ち残っていたジョイントは引き続き行われた決勝でマリー・ブーズコバ(チェコ)/アンナ・ダニリナ(カザフスタン)に4-6 5-7で敗れ、単複2冠はならなかった。


女子ダブルスで優勝を飾ったマリー・ブーズコバ(チェコ/右)とアンナ・ダニリナ(カザフスタン)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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