サバレンカが苦戦を強いられながらもセットを落とすことなく4回戦へ、37歳シグムンドは全豪女王キーズを倒す番狂わせ [ウインブルドン]

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の女子シングルス3回戦で、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)を7-6(6) 6-4で退けベスト16に進出した。

 2度先行されながらもその都度追いつきタイブレークの末に第1セットを先取したサバレンカは第2セットでも先にサービスダウンを喫したが、1-4から最後の5ゲームを連取して2時間で勝利をもぎ取った。

 同大会に2年ぶり6度目の出場となる27歳のサバレンカは、2021年と23年のベスト4がこれまでの最高成績。前回プレーした2023年は第2シードから5試合を勝ち抜き、準決勝でオンス・ジャバー(チュニジア)に7-6(5) 4-6 3-6で逆転負けを喫していた。

 今シーズンのサバレンカはWTA1000シリーズ2大会を含む3勝を挙げているが、オーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)とフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)ではいずれも準優勝に終わった。

 サバレンカは次のラウンドで、第14シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を6-1 7-6(4)で破って勝ち上がった第24シードのエリース・メルテンス(ベルギー)と対戦する。

 そのほかの試合では第30シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)がカミラ・ラヒモワ(ロシア)に7-6(6) 7-5で競り勝ち、37歳のラウラ・シグムンド(ドイツ)は第6シードのマディソン・キーズ(アメリカ)を6-3 6-3で倒す番狂わせを演じてそれぞれ16強入りを決めた。

 4回戦ではノスコバが第13シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)と、シグムンドはラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のソラナ・シエラ(アルゼンチン)と顔を合わせる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

大会5日目◎7月4日|主な試合結果

女子シングルス3回戦

○1アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)[1] 7-6(6) 6-4 ●5エマ・ラドゥカヌ(イギリス)

○9エリース・メルテンス(ベルギー)[24] 6-1 7-6(4) ●16エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)[14]

○28ラウラ・シグムンド(ドイツ)6-3 6-3 ●32マディソン・キーズ(アメリカ)[6]

○40リンダ・ノスコバ(チェコ)[30] 7-6(6) 7-5 ●35カミラ・ラヒモワ(ロシア)

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写真◎Getty Images

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