ディフェンディング・チャンピオンのセルンドロが初戦で敗れる番狂わせ [クロアチア・オープン]

写真はムトゥア・マドリッド・オープンでのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「PLAVA LAGUNAクロアチア・オープン・ウマグ」(ATP250/クロアチア・ウマグ/7月20~26日/賞金総額59万6035ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、世界ランク111位のカルロス・タベルネル(スペイン)が第1シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を6-7(2) 6-4 7-5で倒す番狂わせを演じた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ディフェンディング・チャンピオンのセルンドロはこの試合が初戦だった。

 タイブレークの末に第1セットを先取したセルンドロは2-1からブレークバックを許すと4-5からサービスダウンを喫して第2セットを取り返され、タベルネルがブレーク合戦となった第3セット4-5から最後の3ゲームを連取して3時間20分でトップ20の選手に対する初勝利をもぎ取った。

 セルンドロは試合を通して50本のウィナーを決めたが、第3セット5-4からのサービング・フォー・ザ・マッチをあっさり落とすと相手の反撃を受けて押しきられてしまった。

「今日の勝利には本当に満足している。信じられないようなバトルだった」とタベルネルは2人合わせて16回のブレークがあった乱戦を振り返った。

「かなり競り合った第1セットを落として少し疲れたけど、100%の力を振り絞って勝つことができて凄くうれしい。アドレナリンが出て回復できると思うから、明日はいい状態で臨めると思う」

 シードダウンを演じたタベルネルは次のラウンドで、第5シードのマリアーノ・ナボーネ(アルゼンチン)を6-3 6-4で破って勝ち上がったイェスパー・デ ヨング(オランダ)と対戦する。

 そのほかの試合では第2シードのルチアーノ・ダルデリ(イタリア)、第4シードのダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、予選勝者のティトゥアン・ドロゲ(フランス)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した19歳のディノ・プリズミッチ(クロアチア)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 第8シードのヴィート・コプリバ(チェコ)はドロゲに2-6 3-6で敗れ、2回戦でシードダウンを喫した。準々決勝ではダルデリがプリズミッチと、ジュムホールはドロゲと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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