死闘の末にルバキナを倒したフェルナンデスがキャリア7度目のツアー決勝進出「自分を信じた」 [WTAワシントンDC]

写真はレイラ・フェルナンデス(カナダ)、後ろは敗れたエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムバダラ・シティDCオープン」(WTA500/アメリカ・ワシントンDC/7月21~27日/賞金総額128万2951ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、レイラ・フェルナンデス(カナダ)が1セットダウンから巻き返して第3シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に6-7(2) 7-6(3) 7-6(3)で競り勝った。

 タイブレークの末に第1セットを落としたフェルナンデスは第2セット第1ゲームで初のサービスダウンを喫したが、第10ゲームでブレークにバックに成功するともつれ込んだタイブレークを制して試合を振り出しに戻し、すべてサービスキープでまたも突入した第3セットのタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして3時間12分の死闘に終止符を打った。

 試合後のオンコートインタビューで第2セットでブレークされながらもどうやって巻き返すことができたのは聞かれたフェルナンデスは、「どうやって前向きな気持ちを維持できたのか自分でもわからないけど、ひとつ確かなのは観客の皆さんが素晴らしかったということね」と答えた。

「試合を通してリターンがかなり難しいと思っていたけど、コーチから私は最高クラスのリターナーだと言い続けてくれているから自分を信じたの」

 フェルナンデスはキャリア7度目のツアー決勝で、2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)を6-4 6-3で破って勝ち上がったアンナ・カリンスカヤ(ロシア)と対戦する。

 ダブルスは決勝が行われ、今大会で初めてペアを組んだ第2シードのテイラー・タウンゼント(アメリカ)/ジャン・シューアイ(中国)がキャロライン・ドラハイド/ソフィア・ケニン(ともにアメリカ)を6-1 6-1で下して優勝を飾った。

 同種目で今季3勝目を挙げた29歳のタウンゼントは、大会後に更新されるダブルス世界ランクで初めて1位になることが確定している。

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写真◎Getty Images

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