トップシードのガウフが苦闘の末にフレンチ・オープン優勝後の初勝利 [WTAモントリオール]

写真はココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(WTA1000/カナダ・ケベック州モントリオール/7月27日~8月7日/賞金総額515万2599ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードのココ・ガウフ(アメリカ)がダニエル・コリンズ(アメリカ)に7-5 4-6 7-6(2)で競り勝ち夏の北米ハードコートシーズンをスタートした。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、ガウフはこれが初戦敗退に終わったウインブルドン以来の試合だった。6月のフレンチ・オープンで2度目のグランドスラム制覇を果たしたガウフはグラスコートシーズンを0勝2敗で終えており、3大会ぶりの勝ち星をマークした。

 乱戦の末にワンブレーク差でセットを分け合ったあとガウフは第3セット5-5からサービスダウンを喫した直後に追いつき、もつれ込んだタイブレーク2-2から最後の5ポイントを連取して2時間55分で辛勝した。

 ガウフは次のラウンドで、第29シードのオルガ・ダニロビッチ(セルビア)を6-4 6-2で破って勝ち上がったベロニカ・クデルメトワ(ロシア)と対戦する。

 この日プレーしたガウフ以外のトップ10プレーヤーは第4シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)がビアンカ・アンドレスク(カナダ)の棄権による不戦勝で3回戦に駒を進めたが、第7シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)は予選から勝ち上がってきた日本の伊藤あおい(SBC メディカルグループ)に6-2 5-7 6-7(5)で逆転負けを喫した。

 ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した2019年大会チャンピオンのアンドレスクは1回戦で2024年ウインブルドン女王のバーボラ・クレイチコバ(チェコ)を6-3 6-4で倒したが、勝利目前に左足首を捻るアクシデントに見舞われていた。

 女子シングルス1回戦残り試合ではアンナ・カリンスカヤ(ロシア)、19歳のマヤ・ジョイント(オーストラリア)、キャティ・マクナリー(アメリカ)が勝ち進んだ。

 そのほかの試合では第8シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)、第9シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)、第15シードのダリア・カサキナ(オーストラリア)、第24シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)、第30シードのダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)、マリー・ブーズコバ(チェコ)、ジェシカ・ボウサス マネイロ(スペイン)、ジャクリーン・クリスティアン(ルーマニア)、スーザン・ラメンズ(オランダ)、ワイルドカードを得て参戦した18歳のビクトリア・エムボコ(カナダ)、ジュ・リン(中国)がベスト32に進出した。

 第12シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)、第14シードのディアナ・シュナイダー(ロシア)、第18シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)、第20シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)、第23シードのソフィア・ケニン(アメリカ)、第26シードのアシュリン・クルーガー(アメリカ)はそれぞれ初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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