元ジュニア世界ナンバーワン坂本怜が激闘の末にグランドスラム予選初勝利、望月慎太郎と清水悠太も初戦突破 [USオープン]

写真はマイアミ・オープンでの坂本怜(IMG)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/予選8月18日~、本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の男子予選1回戦で、元ジュニア世界ナンバーワンの坂本怜(IMG)が1セットダウンから巻き返してワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したタイラー・ジンク(アメリカ)に4-6 7-5 7-6(10-8)で競り勝った。

 第1セットを落とした坂本は第2セット1-5から挽回する過程で合計6度マッチポイントをセーブし、すべてサービスキープで突入した第3セットの10ポイントタイブレークで迎えた3度目のチャンスをものにして2時間51分の激闘に終止符を打った。

 グランドスラム予選に2度目の出場となる19歳の坂本は、ワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り初めて一般の部に挑戦した1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)では初戦敗退に終わっていた。

 そのほかの男子日本勢は第12シードの望月慎太郎(木下グループ)と日本人対決で島袋将(有沢製作所)に6-7(3) 6-3 6-3で逆転勝利をおさめた清水悠太(三菱電機)が初戦を突破したが、野口莉央(明治安田)と内山靖崇(積水化学工業)は敗れた。

 予選2回戦では望月がロマン アンドレス・ブルチャガ(アルゼンチン)と、坂本が第29シードのイグナシオ・ブーゼ(ペルー)と、清水は第4シードのフアン マヌエル・セルンドロ(アルゼンチン)と対戦する。

 USオープン予選は男女ともシングルス128ドローで争われ、3試合を勝ち抜いた各16名が本戦への出場権を手にする。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)

予選2日目◎8月19日

男子予選1回戦◎試合結果|日本人選手

○89望月慎太郎(日本/木下グループ)[12] 6-2 4-6 6-2 ●90ユーリ・ロディオノフ(オーストリア)

○86坂本怜(日本/IMG)4-6 7-5 7-6(10-8) ●85タイラー・ジンク(アメリカ)[WC]

●28島袋将(日本/有沢製作所)7-6(3) 3-6 3-6 ○27清水悠太(日本/三菱電機) 

●114野口莉央(日本/明治安田)6-3 4-6 3-6 ○113ハイメ・ファリア(ポルトガル)[15]

●20内山靖崇(日本/積水化学工業)2-6 3-6 ○19マイケル・ゼン(アメリカ)[WC]

男子予選2回戦◎組み合わせ|日本人選手

89望月慎太郎(日本/木下グループ)[12] vs 91ロマン アンドレス・ブルチャガ(アルゼンチン)

5ダニエル太郎(日本/エイブル)vs 8ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)[31]

86坂本怜(日本/IMG)vs 88イグナシオ・ブーゼ(ペルー)[29]

27清水悠太(日本/三菱電機)vs 25フアン マヌエル・セルンドロ(アルゼンチン)[4]

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写真◎Getty Images

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