第3セット1-5の劣勢を覆したイアラがタウソンを倒してグランドスラム本戦初勝利「フィリピン人であることは大きな誇り」 [USオープン]

写真は第3セット1-5の劣勢を覆してグランドスラム本戦初勝利を挙げたアレクサンドラ・イアラ(フィリピン)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、20歳のアレクサンドラ・イアラ(フィリピン)が第14シードのクララ・タウソン(デンマーク)に6-3 2-6 7-6(13-11)で競り勝ち四大大会本戦初勝利を挙げた。

 第3セット5-1から5ゲームを連取されたタウソンは5-6の30-40から3ポイントを連取して10ポイントタイブレークに持ち込んだが、8-4と先行したイアラが最終的に5度目のマッチポイントをものにして2時間36分で勝利をもぎ取った。

 ワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取った3月のマイアミでマディソン・キーズ(アメリカ)やイガ・シフィオンテク(ポーランド)を倒す快進撃で4強入りしてトップ100デビューを果たしたイアラは、ふたたび戻ってきたアメリカのハードコート大会で観客から大きな声援を受けて第3セットの劣勢を覆した。

「フィリピン人であることは私にとって大きな誇りよ。私の母国には大きな大会がないけど、USオープンで応援してくれる人たちがこんなにいる。母国にいるように感じさせてくれて本当に感謝している」とイアラは試合後のオンコートインタビューで語った。

「(母国の)歴史にもっと名を刻みたい気分なの。私にとってこの試合は特筆すべき大きな成果だわ」

 2022年大会ジュニアの部優勝者のイアラは次のラウンドで、クリスティーナ・ブクサ(スペイン)と予選を勝ち上がってきたクレア・リュー(アメリカ)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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