シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」（アメリカ・ニューヨーク／本戦8月24日～9月7日／ハードコート）の男子シングルス1回戦で、第2シードのカルロス・アルカラス（スペイン）がライリー・オペルカ（アメリカ）を6-4 7-5 6-4で倒して大会をスタートした。

　直面した3度のブレークポイントをすべてセーブしたアルカラスはビッグサーバーのオペルカに14本のサービスエースを決められたが、各セットで一度ずつ相手のサービスゲームを破って2時間5分で勝利を決めた。

　同大会に5年連続となる22歳のアルカラスは、2022年にグランドスラム初タイトルを獲得。パリ五輪で銀メダルを獲得したあと第3シードで臨んだ昨年は、2回戦でボティック・ファン デ ザンツフープ（オランダ）に1-6 5-7 4-6で敗れていた。

　決勝でライバルのヤニク・シナー（イタリア）に敗れた（6-4 4-6 4-6 4-6）先月のウインブルドン（イギリス・ロンドン／グラスコート）のあと前哨戦のシンシナティ（ATP1000／ハードコート）で今季6勝目を挙げたアルカラスは、連勝を「7」に伸ばした。

　大会前に髪形を坊主頭に変更したアルカラスは次のラウンドで、シャン・ジュンチャン（中国）が6-7(0) 6-1 3-6 0-3とリードされた時点で棄権したため勝ち上がったマッティア・ベルッチ（イタリア）と対戦する。

　そのほかの試合では第9シードのカレン・ハチャノフ（ロシア）、第12シードのキャスパー・ルード（ノルウェー）、第15シードのアンドレイ・ルブレフ（ロシア）、第31シードのガブリエル・ディアロ（カナダ）、カミル・マイクシャク（ポーランド）、ジェンソン・ブルックスビー（アメリカ）、予選勝者のヤン レナード・ストルフ（ドイツ）が2回戦に駒を進めた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）、Qは予選勝者

大会2日目◎8月25日｜主な試合結果

男子シングルス1回戦

○21ジェンソン・ブルックスビー（アメリカ）6-3 6-7(4) 6-4 3-6 6-4 ●22アレクサンダー・ブキッチ（オーストラリア）

○25ガブリエル・ディアロ（カナダ）[31] 7-6(4) 4-6 7-5 7-5 ●26ダミアー・ジュムホール（ボスニア・ヘルツェゴビナ）

○48アンドレイ・ルブレフ（ロシア）[15] 6-4 6-4 6-4 ●47ディノ・プリズミッチ（クロアチア）[Q]

○49カレン・ハチャノフ（ロシア）[9] 6-7(5) 6-3 7-5 6-1 ●50ニシェッシュ・バサバレディ（アメリカ）[WC]

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○52カミル・マイクシャク（ポーランド）6-4 6-4 6-7(5) 6-4 ●51ウーゴ・デリエン（ボリビア）

○77ヤン レナード・ストルフ（ドイツ）[Q] 3-6 7-6(4) 6-3 6-3 ●78マッケンジー・マクドナルド（アメリカ）

○112キャスパー・ルード（ノルウェー）[12] 6-1 6-2 7-6(5) ●111セバスチャン・オフナー（オーストリア）

○128カルロス・アルカラス（スペイン）[2] 6-4 7-5 6-4 ●127ライリー・オペルカ（アメリカ）