背中のケガに苦しんだクレイチコバが不屈の精神で劇的な逆転劇「間違いなく非常に勇敢だった」 [USオープン]

写真は劇的な逆転劇で8強入りを決めてチームと喜びを分かち合うバーボラ・クレイチコバ(チェコ)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の女子シングルス4回戦で、バーボラ・クレイチコバ(チェコ)がテイラー・タウンゼント(アメリカ)に1-6 7-6(13) 6-3で逆転勝利をおさめた。

 第1セットを落として第2セットも1-3とリードされていたクレイチコバは合計8本のマッチポイントを凌いだ末に試合を振り出しに戻し、第3セットでは4-2からブレークバックを許したあと最後の2ゲームを連取して3時間4分で競り勝った。

「何という試合だったんだろう…。ほんの4ヵ月前はコートを離れ、プレーすることができなかった。背中に酷い痛みがあり、もう一度プレーできるかもわからなかったのに…」とクレイチコバは試合後のオンコートインタビューで語った。

「ここでインタビューを受けていることが信じられない…」

 試合後の記者会見で合計8度のマッチポイントを凌いだことについて聞かれたクレイチコバは、「うまくいくときもあればダメなときもある。間違いなく今日のマッチポイントでは非常に勇敢だったし、ラッキーもあった」と答えた。

「本当に何が起こるか、何を期待すべきなのかわからなかった。とにかくボールを相手に返し、何とかセーブできればと願っていたの」

 クレイチコバは次のラウンドで、同胞のアン・リー(アメリカ)を6-1 6-2で破って勝ち上がった第4シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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