アニシモワが逆転勝利でグランドスラム初制覇にふたたび王手「USオープンで決勝に進出するのは永遠の夢だった」

写真は逆転勝利でキャリア2度目のグランドスラム決勝進出を決めたアマンダ・アニシモワ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の女子シングルス準決勝で第8シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)が2018年&20年大会優勝者で第23シードの大坂なおみ(フリー)に6-7(4) 7-6(3) 6-3で逆転勝利をおさめ、初の四大大会制覇にふたたび王手をかけた。

 いずれも接戦を繰り広げて突入したタイブレークの末にセットを分け合い、1セットダウンから追いついたアニシモワがアニシモワが第3セットで3-1とリードを奪うと最初のサービング・フォー・ザ・マッチ40-15から2つのブレークポイントを凌いで迎えた3度目のマッチポイントをものにして2時間56分で勝利をもぎ取った。

 大坂はこれまでグランドスラム準々決勝以降のラウンドで無敗だったが、14試合目で初黒星を喫した。

 2月にWTA1000大会のドーハでキャリア最大のタイトルを獲得したアニシモワはウインブルドンでは決勝でイガ・シフィオンテク(ポーランド)から1ゲームも奪えず敗れはしたがトップ10デビューを果たし、過去最高のシード順位で四大大会に臨んでいる。

「とにかく前向きにプレーしようと心掛けた。最初は凄く緊張していたけど、そこは改善しようと努力しているところなの。この大会は私にとって凄く大事だから、それが自分を苦しめていたんだと思う」とアニシモワは試合後のオンコートインタビューで語った。

「でも最後はとにかく自分らしく戦い抜こうと思い、その瞬間を楽しもうとした。お互いに素晴らしいテニスをしていたと思うし、2人ともどうやってこんなショットを決めているんだろうと思っていた」

 2017年にジュニアの部で優勝した実績を持つ24歳のアニシモワは同大会に2年連続8度目(2016~17年の予選敗退を含む)の出場となるが、無観客で開催された2020年に3回戦まで勝ち進んだのがこれまでの最高成績だった。

「(USオープン決勝進出は)私にとって本当に大きな意味がある。今はそれを消化しようとしているところだけど、夢が叶ったようなものだわ」とアニシモワは喜びを語った。

「USオープンで決勝に進出するのは永遠の夢だった。もちろん優勝することが目標よ」

 アニシモワは7月のウインブルドンに続くキャリア2度目のグランドスラム決勝で、第4シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を4-6 6-3 6-4で破って勝ち上がったディフェンディング・チャンピオンで第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。

 ふたりは過去9戦してアニシモワが6勝3敗とリードしており、前回プレーした7月のウインブルドン準決勝ではアニシモワが6-4 4-6 6-4で勝っている。

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写真◎Getty Images

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