ルバキナを倒す番狂わせを演じたリスが初めて尽くしの4回戦進出「既に自分の限界を超えた」 [チャイナ・オープン]

写真は女子シングルス2回戦でのエバ・リス(ドイツ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「チャイナ・オープン」(WTA1000/中国・北京/9月24日~10月5日/賞金総額896万3700ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、エバ・リス(ドイツ)が第8シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に6-3 1-6 6-4で競り勝ちベスト16進出を決めた。

 4-3から3度目のブレークに成功して第1セットを先取したリスは一度もサービスキープができずに第2セットを取り返されたが、第3セット3-3からサービスダウンを喫したあと最後の3ゲームを連取して2時間14分で勝利をもぎ取った。

 今季にトップ100デビューしたリスはグランドスラム優勝経験者に勝ったのが初めてだけでなく、12回目の挑戦でトップ20の選手に対する初勝利を挙げた。

「私は既に自分の限界を超えた。(WTA1000大会で)初めて4回戦に進出できて素晴らしい気分だわ」とリスは試合後のオンコートインタビューで語った。

「ファンの皆さんも大きなコートも、すべてを楽しんでいる。とにかく本当にハッピーよ」

 キャリア最大の勝利を挙げたリスは次のラウンドで、バーボラ・クレイチコバ(チェコ)が6-1 5-7 0-3とリードされた時点で左膝のケガを理由に棄権したため勝ち上がったマッカートニー・ケスラー(アメリカ)と対戦する。

 そのほかの試合では第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)、第3シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)、第6シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)、第13シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)、第15シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)、マリー・ブーズコバ(チェコ)が16強入りを決めた。

 第25シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)と第27シードのソフィア・ケニン(アメリカ)がそれぞれシード対決で上位選手敗れたほかブーズコバが第24シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)を6-3 7-5で倒してシードダウンを演じ、ムチョバは第1セット4-2とリードした時点で第18シードのパウラ・バドーサ(スペイン)がリタイアしたため勝利が決まった。

 ボトムハーフ(ドローの下半分)の4回戦ではガウフがベンチッチと、アニシモワがムチョバと、パオリーニはブーズコバと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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