ゴファンが左肩のケガから復帰したシェルトンを倒して3回戦へ「こういう試合が必要だった」 [ロレックス上海マスターズ]

写真はダビド・ゴファン(ベルギー)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス上海マスターズ」(ATP1000/中国・上海/10月1~12日/賞金総額919万3540ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、ダビド・ゴファン(ベルギー)が第6シードのベン・シェルトン(アメリカ)を6-2 6-4で倒す番狂わせを演じた。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、左肩のケガで戦線を離脱していたシェルトンはこれが第4セット終了後(マナリノから3-6 6-3 4-6 6-4)に棄権したアドリアン・マナリノ(フランス)に対するUSオープン3回戦以来の試合だった。

 シェルトンは2度サービスダウンを喫して第1セットを落とし、第2セット4-4から3度目のブレークに成功したゴファンが1時間31分で今季2度目の対トップ10勝利を挙げた。

「自分のプレーには本当に満足している。こういう試合が必要だったし、1回戦でもいい試合ができていた」とゴファンは試合後に語った。

「足のケガから復帰して以来、夏を通してずっと苦労してきた。シーズン終盤の大会でいいプレーをするため、体力面やメタル面でも力を入れていたから本当にうれしいよ」

 ゴファンは次のラウンドで、バンジャマン・ボンジ(フランス)を6-4 6-4で破って勝ち上がった第31シードのガブリエル・ディアロ(カナダ)と対戦する。

 この日プレーしたシェルトン以外のトップ10プレーヤーは第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が2014年USオープン優勝者で元世界ランク3位のマリン・チリッチ(クロアチア)を7-6(2) 6-4で退け、第5シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)は1セットダウンから巻き返してファビアン・マロジャン(ハンガリー)に2-6 7-6(4) 7-6(1)で競り勝ちそれぞれ初戦を突破した。

 男子シングルス1回戦最後の試合では、前週の北京で準優勝を飾った19歳のラーナー・ティエン(アメリカ)がミオミル・キツマノビッチ(セルビア)に4-6 6-3 6-4で逆転勝利をおさめた。

 そのほかの試合では第10シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)、第19シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、第20シードのトマーシュ・マハーチュ(チェコ)、第21シードのユーゴ・アンベール(フランス)、第27シードのタロン・グリークスプア(オランダ)、第32シードのジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)、ジャウメ・ムナール(スペイン)、ジズー・ベレキス(ベルギー)、予選勝者のヤニック・ハンフマン(ドイツ)とヴァランタン・バシュロ(モナコ)が3回戦に駒を進めた。

 第11シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)がベレキスに6-3 5-7 1-4とリードされた時点で棄権したほか第14シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)がバシュロに6-3 3-6 4-6で、第22シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)がムナールに5-7 1-6で、第20シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)はハンフマンに7-6(9) 2-6 1-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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