ズベレフが最終ゲームでつま先を痛めるも無事に初戦を突破「様子を見てみる」 [ロレックス上海マスターズ]

写真は最終ゲームの第1ポイント終了後に痛めたつま先の治療を受けるアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/右)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス上海マスターズ」(ATP1000/中国・上海/10月1~12日/賞金総額919万3540ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が予選勝者のヴァランタン・ロワイエ(フランス)を6-4 6-4で退けベスト32に進出した。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、ズベレフはこの試合が初戦だった。試合を通して12本のサービスエースを決めたズベレフは直面した5度のブレークポイントをすべてセーブし、各セットで一度ずつ相手のサービスゲームを破って1時間38分で勝利を決めた。

 サービング・フォー・ザ・マッチ最初のポイントで右足のつま先を痛めたズベレフはベンチに戻って治療を受けたが、再開後の3ポイントを連取して無事に試合を締めくくった。

「つま先で変な着地をしてしまい、そのあとはやっとのことで動いていた。様子を見てみるよ」とズベレフは試合後のオンコートインタビューで説明した。

「今までも苦労してきたから、このまま健康な状態でいられるか経過を見ていく必要がある。でも勝ち抜くことができてうれしいよ」

 ズベレフは次のラウンドで、第28シードのアレックス・ミケルセン(アメリカ)を6-3 6-4で破って勝ち上がったアルトゥール・リンデルネック(フランス)と対戦する。

 この日プレーしたズベレフ以外のトップ10プレーヤーは第2シードのヤニク・シナー(イタリア)&第7シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)&第8シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が初戦を突破したが、第9シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した20歳のシャン・ジュンチャン(中国)に6-7(3) 3-6で敗れた。

 そのほかの試合では第12シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、第15シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)、第16シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、第18シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、第23シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)、第26シードのルチアーノ・ダルデリ(イタリア)、第30シードのキャメロン・ノリー(イギリス)、前週の北京で準優勝を飾った19歳のラーナー・ティエン(アメリカ)、ヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)、カミル・マイクシャク(ポーランド)、イェスパー・デ ヨング(オランダ)、予選勝者の西岡良仁(ミキハウス)が3回戦に駒を進めた。

 第13シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が西岡に6-2 1-6 4-6で、第17シードのヤクブ・メンシク(チェコ)がデ ヨングに6-4 6-7(2) 4-6で、第29シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)はマイクシャクに4-6 0-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles