アンベールがオペルカを倒して4強入り、準々決勝3試合が途中棄権で終わる異常事態 [スイス室内]

写真はBNPパリバ・ノルディック・オープンでのユーゴ・アンベール(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「スイス室内バーゼル」(ATP500/スイス・バーゼル/10月20~26日/賞金総額252万3045ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、ユーゴ・アンベール(フランス)が予選勝者のライリー・オペルカ(アメリカ)を7-6(0) 6-4で退けベスト4進出を決めた。

 11回あった自分のサービスゲームで10ポイントしか落とさずすべてキープしたアンベールはタイブレークの末に第1セットを先取し、第2セット5-4からのレシーブゲームで15-40とすると2度目のチャンスをものにして1時間22分で勝利をもぎ取った。

「彼(オペルカ)とは一度も練習したことがなく、あのサービスをリターンしたのは初めてだった。あんなにサービスがいい選手と対戦するのは本当にフラストレーションが溜まるね…」とアンベールは試合後に語った。

「ボールに触れないゲームもあるし、リズムが掴めないんだ。正直に言うと、ブレークを狙う気はなかった。彼のサービスゲームで4ポイントも取るなんてほとんど不可能だよ」

 アンベールは次のラウンドで、第4シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)が第1セットを6-7(1)で落としたあと踵のケガを理由に棄権したため勝ち上がった第8シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、ともに相手の途中棄権で勝ち進んだジャウメ・ムナール(スペイン)とジョアン・フォンセカ(ブラジル)の顔合わせとなった。

 第5シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)がムナールに第1セットを3-6で取られたあとリタイア(腰のケガ)し、第9シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)は19歳のフォンセカに6-3 3-6 1-4とリードされた時点で試合続行を断念(右膝のケガ)した。

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写真◎Getty Images

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