東京オリンピック金メダリストのベンチッチがノスコバを倒して大会初優勝 [東レPPO]

写真は大会初優勝を飾ったベリンダ・ベンチッチ(スイス)(Getty Images)


 国内最大のWTAツアー公式戦「東レ パン・パシフィック・オープンテニス」(WTA500/東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦10月20日~26日/賞金総額106万4510ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第5シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)が第6シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)を6-2 6-3で倒して大会初優勝を飾った。

 元世界ランク4位のベンチッチがWTAツアーの同種目でタイトルを獲得したのは2月のアブダビ(WTA500/ハードコート)以来で通算10度目(準優勝10回)だが、昨年10月の産休から復帰後では2度目となる。

 2021年7月に開催された東京オリンピックの女子シングルスで金メダルを獲得したベンチッチは、同会場で2度目の栄冠に輝いた。

 試合を通して直面した10度のブレークポイントをすべてセーブしたベンチッチは2-2から4ゲームを連取して第1セットを先取し、第2セット4-3から相手のサービスゲームを破って1時間21分で勝利を決めた。

 同大会に7年ぶり6度目の出場となる28歳のベンチッチは2016年にも決勝に進出したが、アグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)に2-6 2-6で敗れていた。前回プレーした2018年はガルビネ・ムグルッサ(スペイン)に2-6 4-6で敗れ、初戦敗退に終わっていた。

 1回戦をBYEで免除されていたベンチッチは初戦となる2回戦で予選勝者のバルバラ・グラチェワ(フランス)を6-4 6-3で、準々決勝で第8シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)を3-6 7-5 7-5で、準決勝では前年の準優勝者で第10シードのソフィア・ケニン(アメリカ)を7-6(5) 3-6 6-2で破って決勝進出を決めていた。

 20歳のノスコバは昨年8月のモンテレイ(WTA500/ハードコート)以来のツアー2勝目を目指していたが、3週間前の北京(WTA1000/ハードコート)に続き5度目の決勝敗退に終わった。

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写真◎Getty Images

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