シングルス決勝はともに全勝で勝ち上がったアルカラスとシナーの頂上決戦に [Nitto ATPファイナルズ]

写真は初の決勝進出を決めたカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・ピエモンテ州トリノ/11月9~16日/賞金総額1550万ドル/室内ハードコート)の大会7日目は決勝トーナメントの準決勝が行われ、シングルスは各グループを3戦全勝で勝ち上がったトップ2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)とヤニク・シナー(イタリア)がチャンピオンの座をかけて対決することになった。

 アフタヌーンセッションで第2シードのシナーが第7シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を7-5 6-2で倒し、イブニングセッションでは第1シードのアルカラスが第8シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を6-2 6-4で退けた。

 3年ぶり2度目の年末世界ナンバーワンを決めた22歳のアルカラスが同大会でプレーするのは3度目だが、初参戦だった2023年のベスト4がこれまでの最高成績だった。

 室内ハードコートでの連勝を「30」に伸ばした24歳のシナーは、2年連続となる全勝優勝に王手をかけた。

 ふたりは過去15戦して10勝5敗とアルカラスがリードしており、今季は3つのグランドスラム決勝を含む5試合で戦ってウインブルドン決勝(4-6 6-4 6-4 6-4)以外はアルカラスが勝っている。

 ダブルスでは第2シードのハリ・ヘリオバーラ(フィンランド)/ヘンリー・パッテン(イギリス)と第5シードのジョー・ソールズベリー/ニール・スクプスキー(ともにイギリス)が勝ち上がり、決勝はジョン・マッケンロー・グループ同士の対戦となった。

 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

大会7日目◎11月15日|試合結果

決勝トーナメント|男子シングルス準決勝

○1カルロス・アルカラス(スペイン)[1] 6-2 6-4 ●2フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)[8]

○ヤニク・シナー(イタリア)[2] 7-5 6-2 ●4アレックス・デミノー(オーストラリア)[7]

決勝トーナメント|男子ダブルス準決勝

○2ハリ・ヘリオバーラ/ヘンリー・パッテン(フィンランド/イギリス)[2] 6-4 6-3 ●1シモーネ・ボレッリ/アンドレア・ババッソーリ(イタリア)[7]

○3ジョー・ソールズベリー/ニール・スクプスキー(イギリス)[5] 6-7(3) 6-3 [10-8] ●4ジュリアン・キャッシュ/ロイド・グラスプール(イギリス)[1]

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写真◎Getty Images

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