棄権した第28シードのスアレス ナバロに4万ドルの罰金 [USオープン]
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アメリカ・ニューヨークで開催されている「USオープン」(8月26日~9月8日/ハードコート)----テニスのオフィシャルが努力不足とみなした者のために、グランドスラム大会で何千ドルもの罰金を科されたプレーヤーたちの最新のケースで、第28シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)が賞金から4万ドルを差し引かれた。
この決断は、彼女が背中下部の故障のため1回戦を途中棄権した2日後に下された。
スアレス ナバロはUSオープンの本戦1回戦敗退者として賞金5万8000ドルを受け取ることになっていた。しかしトーナメントレフェリーのソーレン・フリーメル氏は、スアレス ナバロは「必要とされるプロフェッショナルの水準でプレーしなかった」ため、「1回戦パフォーマンス・ルール」に則って処罰されると告げた。
スアレス ナバロは予選勝者のティメア・バボス(ハンガリー)と対戦したが、第1セットを2-6で落としたあとプレーをやめた。スアレス ナバロはこのオフィシャルの決断に対し、上訴する権利がある。
グランドスラム委員会は、この新ルールを2018年シーズン開始前に導入した。これは、2017年ウインブルドンで出場はしたが故障で1回戦を途中棄権する選手が続出したため、すでに故障を抱えた選手がまともにプレーできないと知りながらも賞金を得るためにとりあえず出場し、試合途中で棄権することを阻む目的でつくられた新ルールだった。
スアレス ナバロは、今月初めのトロントでも2回戦の試合途中で棄権していた。
「背中の痛みを抱えながらで、容易ではない数週間だった」と彼女は木曜日にツイートした。
「準備を整えるため全力を尽くし、全身全霊を込めてプレーしたが、ニューヨークの初戦の最中に本当に悪化してしまった」
アンナ・タチシュビリ(アメリカ)はフレンチ・オープンで0-6 1-6で敗れたあと、やはりプロの水準に満たないプレーを理由に5万ドルの罰金を科された。しかし上訴の結果、グランドスラム委員会が判定を覆し、彼女は7月に賞金を受け取ることを許されていた。それは故障で戦線を離れていたタチシュビリにとって、2017年10月以来の大会だった。
また、男子のバーナード・トミック(オーストラリア)は先月のウインブルドン1回戦をストレートセットで落としたあと、賞金全額に当たる5万5000ドルの罰金を科されていた。試合には58分しかかからなかった。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)、8月6日トロントで撮影
TORONTO, ON - AUGUST 06: Carla Suarez Navarro of Spain waves to the crowd after defeating Venus Williams of the United States following a first round match on Day 4 of the Rogers Cup at Aviva Centre on August 06, 2019 in Toronto, Canada. (Photo by Vaughn Ridley/Getty Images)
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