親友ブドコフシャールを倒したブロックスが全勝優勝に王手「2人とも本当にレベルが高かったと思う」 [第8回Next Gen ATPファイナルズ]

2025-12-21

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親友ブドコフシャールを倒したブロックスが全勝優勝に王手「2人とも本当にレベルが高かったと思う」 [第8回Next Gen ATPファイナルズ]

テニスマガジン編集部

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写真は決勝進出を果たしたアレクサンダー・ブロックス（ベルギー）（Getty Images）

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　男子20歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」（ネクストジェンATPファイナルズ／サウジアラビア・マッカ州ジッダ／12月17～21日／賞金総額210万1250ドル／室内ハードコート）の大会4日目に行われた決勝トーナメントの準決勝で、第2シードのアレクサンダー・ブロックス（ベルギー）が第5シードのニコライ・ブドコフシャール（ノルウェー）を4-3(4) 4-3(8) 4-2で退け全勝優勝に王手をかけた。

　2017年に創設されたこの大会は、世界トップ8によるシーズン末のエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」（イタリア・トリノ／11月9～16日／室内ハードコート）の若手版となる。

　今大会は出場権を争うレースランキング（Race to Jeddah）の上位8人が2つのグループに分かれてラウンドロビンを行い、上位2名ずつが決勝トーナメントに進出する形式となっている。試合は4ゲーム先取の5セットマッチやノーアドバンテージなど、大会独自のルールが採用されている。

　競り合いながらもタイブレークの末に最初の2セットを連取したブロックスは第3セット2-0から2-2に追いつかれたが、3-2からのレシーブゲームで迎えた最初のマッチポイントをものにして1時間22分で勝利を決めた。

「ストレートではあったけど、今週ここまでプレーした中でもっとも難しい試合だった。2人とも本当にレベルが高かったと思う。第2セットはまたしても僕のほうに運が味方してくれた部分もあった」とブロックスは試合を振り返った。

「長いラリーが何度かあったけど、彼（ブドコフシャール）とこの瞬間を共有できて凄くうれしいよ。彼はツアーでもっとも親しい友人のひとりなんだ」

　ブロックスは第8代チャンピオンの座をかけた決勝で、第6シードのニシェッシュ・バサバレディ（アメリカ）との同胞対決を4-2 4-1 4-3(3)で制して勝ち上がった前年の準優勝者で第1シードのラーナー・ティエン（アメリカ）と対戦する。

　ふたりは2023年にジュニアグランドスラムの舞台で2度対戦して星を分け合っており、1月の全豪ジュニア決勝でブロックスが6-1 2-6 7-6(11-9)で競り勝ったあと6月の全仏ジュニア3回戦では第1セット終了後に相手が棄権したためティエンが雪辱していた。

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