ケイレンに見舞われるもヒートポリシー適用後に2セットを連取したシナーが最大の危機を乗り越え4回戦へ [オーストラリアン・オープン]

写真は試合後に握手を交わすヤニク・シナー(イタリア/右)とエリオット・スピジーリ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月18日~2月1日/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第2シードのヤニク・シナー(イタリア)がエリオット・スピジーリ(アメリカ)を4-6 6-3 6-4 6-4で振りきりベスト16に進出した。

 1セットダウンから追いついたシナーが猛暑の中でケイレンに苦しんだ第3セット1-3の場面でヒートポリシー(酷暑対策のルール)により試合が中断してロッド・レーバー・アリーナの屋根が閉じられ、完全に回復できていない中で何とか再開後に2セットを連取したシナーが3時間45分で勝利をもぎ取った。

 3回戦で途中棄権を余儀なくされた昨年10月の上海(ATP1000/ハードコート)から負け知らずのシナーは、連勝を「18」に伸ばした。

 同大会に7年連続出場となる24歳のシナーは、20024年と25年にタイトルを獲得。ディフェンディング・チャンピオンとしてトップシードで臨んだ昨年は、決勝でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に6-3 7-6(4) 6-3で勝って2連覇を達成した。

 昨年の全豪終了後にドーピング違反で3ヵ月の出場停止処分を受けたシナーは7月のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で初の栄冠に輝き、11月には「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/室内ハードコート)で2連覇を果たして58勝6敗(ツアー優勝6回、準優勝4回)で世界ランク2位として力強くシーズンを終えた。

 シナーは次のラウンドで、第15シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を7-6(5) 3-6 6-3 6-4で破って勝ち上がった同胞で第22シードのルチアーノ・ダルデリ(イタリア)と対戦する。

 そのほかの試合では第5シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)がトマーシュ・マハーチュ(チェコ)を5-7 6-4 6-2 5-7 6-2で退け、第8シードのベン・シェルトン(アメリカ)は第30シードのヴァランタン・バシュロ(モナコ)を6-4 6-4 7-6(5)で倒してそれぞれ16強入りを決めた。

 4回戦ではムゼッティが第9シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した2014年大会覇者で40歳のスタン・ワウリンカ(スイス)の勝者と、シェルトンは第12シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)と2014年USオープン優勝者で元世界ランク3位のマリン・チリッチ(クロアチア)の勝者と顔を合わせる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

大会7日目◎1月24日|主な試合結果

男子シングルス3回戦

○65ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)[5] 5-7 6-4 6-2 5-7 6-2 ●70トマーシュ・マハーチュ(チェコ)

○97ベン・シェルトン(アメリカ)[8] 6-4 6-4 7-6(5) ●104ヴァランタン・バシュロ(モナコ)[30]

○120ルチアーノ・ダルデリ(イタリア)[22] 7-6(5) 3-6 6-3 6-4 ●113カレン・ハチャノフ(ロシア)[15]

○128ヤニク・シナー(イタリア)[2] 4-6 6-3 6-4 6-4 ●122エリオット・スピジーリ(アメリカ)

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写真◎Getty Images

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