思わぬ結末、2セットダウンと追い込まれたジョコビッチがムゼッティの途中棄権で辛くも準々決勝に勝利 [オーストラリアン・オープン]

写真は試合後に握手を交わすノバク・ジョコビッチ(セルビア/右)とロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月18日~2月1日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で第5シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に対して6-4 6-3とリードしたが、第3セット途中(ムゼッティから6-4 6-3 1-3)で棄権を余儀なくされた。

 0-2から挽回した末に主導権を握って最初の2セットを連取したムゼッティは第3セット第3ゲームでサービスダウンを喫したあとのチェンジエンドでメディカルタイムアウトを取って右太腿の治療を受け、再開後の第5ゲーム15-30からダブルフォールトで失点した時点で試合続行を断念したため2時間8分で試合が終了した。

 第2セットまでにアンフォーストエラーを31本も犯すなどジョコビッチは劣勢だったが、ここまでの4試合で8時間半近く戦っていたムゼッティのリタイアで何とか生き残った。

 この結果でジョコビッチは同大会でのマッチ103勝目(10敗)を挙げ、同種目で歴代トップ(102勝15敗)だったロジャー・フェデラー(スイス)を追い抜いた。

 同大会に4年連続21回目の出場となる38歳のジョコビッチは、男子の最多記録となる10度(2008年、11~13年、15~16年、19~21年、23年)の優勝を誇っている。第7シードで臨んだ昨年はカルロス・アルカラス(スペイン)に4-6 6-4 6-3 6-4で勝った試合で左脚を痛め、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に対する準決勝で途中棄権(ズベレフから7-6(5))を余儀なくされていた。

 マーガレット・コート(オーストラリア)に並ぶシングルス最多記録となる24回の四大大会制覇を果たしているジョコビッチだが、2023年USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)を最後にタイトルから遠ざかっている。

 この結果でジョコビッチは、ムゼッティとの対戦成績を10勝1敗とした。直近では昨年11月にアテネ(ATP250/室内ハードコート)の決勝で顔を合わせ、ジョコビッチが4-6 6-3 7-5で勝っていた。

 今大会でのジョコビッチは1回戦でペドロ・マルチネス(スペイン)を6-3 6-2 6-2で、2回戦で予選勝者のフランチェスコ・マエストレッリ(イタリア)を6-3 6-2 6-2で、3回戦でボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)を6-3 6-4 7-6(4)で破り、4回戦は第16シードのヤクブ・メンシク(チェコ)が腹筋のケガを理由に棄権したため不戦勝で8強入りを決めていた。

 ジョコビッチは準決勝で、大会3連覇を目指す第2シードのヤニク・シナー(イタリア)と第8シードのベン・シェルトン(アメリカ)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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