10ポイントタイブレークで決着したワイルドカード同士の4回戦は地元イギリスのフェリーがディミトロフに勝利 [ウインブルドン]

写真はアーサー・フェリー(イギリス)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月29日~7月12日/グラスコート)の男子シングルス4回戦で、アーサー・フェリー(イギリス)が元世界ランク3位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に7-5 3-6 4-6 6-4 7-6(10-7)で競り勝った。

 ディミトロフはセットカウント2-1で迎えた第4セットで2-1と4-3からブレークバックを許し、しぶとく戦ったフェリーが試合を振り出しに戻すとすべてサービスキープで突入した第5セットの10ポイントタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして3時間55分でワイルドカード(主催者推薦枠)同士の4回戦を制した。

 ウインブルドンの同種目でワイルドカードの選手がベスト8に勝ち残ったのは、オープン化以降5人目の快挙となる。

 同大会に6年連続出場(2021~22年の予選敗退を含む)となる23歳のフェリーは、過去3度の本戦で1勝しかしていなかった。フェリーは3年連続で本戦ワイルドカードを受け取った昨年に初勝利を挙げ、2回戦でルチアーノ・ダルデリ(イタリア)に4-6 3-6 3-6で敗れていた。

 フランス人の両親のもとフランスで生まれたフェリーは居住地であるウインブルドンのキングスカレッジを経てアメリカのスタンフォード大学に留学し、カレッジテニスで活躍したあとプロとしてのキャリアを歩んでいる。

 両者は今回が初顔合わせ。36歳のディミトロフは昨年のヤニク・シナー(イタリア)に対する4回戦で2セットを先取しながら第3セット途中でサービスを打った際に胸筋を負傷して棄権(シナーから3-6 5-7 2-2)を余儀なくされ、戦線離脱を経て世界ランクを146位まで落としていたためワイルドカードを受け取って今大会に出場していた。

 今大会でのフェリーは1回戦でダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を3-6 6-2 6-2 6-1で、2回戦で予選勝者のオットー・ビルタネン(フィンランド)を5-7 7-6(3) 6-3 6-3で、3回戦ではジズー・ベレキス(ベルギー)を2-6 7-5 2-6 7-6(3) 7-6(10-5)で破って16強入りを決めていた。

 大会後にトップ100デビューが確定しているフェリーは準々決勝で、第5シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を7-5 7-6(4) 6-3で下して勝ち上がった第9シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)と対戦する。

 ふたりは1月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の1回戦で一度対決しており、フェリーが7-6(1) 6-4 6-1で勝っている。

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写真◎Getty Images

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